お風呂に入ると気持ちよくてつい長湯してしまう方も多いかもしれません。しかし、入浴中は想像以上に汗をかいており、41℃のお湯に15分つかった場合、約800mLもの水分が体から失われるというデータがあります。入浴前後の水分補給を怠ると、脱水症状やヒートショックのリスクが高まるため、正しいタイミングと量を知っておくことが大切です。
この記事では、入浴前・入浴中・入浴後それぞれの水分補給のポイントと、適した飲み物について解説します。

入浴でどれくらいの水分が失われる?
入浴中の発汗量は、お湯の温度や入浴時間、浴室の湿度によって変わります。一般的な目安として、41℃のお湯に15分間入浴し、その後30分間安静にした場合、約800mLの水分が失われるとされています(大塚製薬の研究データより)。
半身浴であっても長時間入っていれば発汗量は増えますし、42℃以上の熱いお湯では短時間でも大量の汗をかきます。「そんなに汗をかいている実感がない」という方も多いのですが、浴室の湿度が高いため蒸発する汗に気づきにくいだけで、実際にはかなりの水分が体外に出ています。
- 41℃・15分の入浴で約800mLの水分が失われる
- 浴室の高湿度のせいで発汗に気づきにくい
- 熱いお湯・長時間入浴ほど脱水リスクが高まる
入浴前の水分補給のポイント
入浴中の脱水を防ぐために、入浴の15〜30分前にコップ1杯(約200〜300mL)の水分をとっておくことが推奨されています。入浴前に水分を補給しておくと、体内の水分量に余裕ができ、発汗による水分ロスを緩和できます。
一気に大量の水を飲むのではなく、ゆっくりと飲むのがコツです。冷たい水よりも常温の水や白湯のほうが胃腸への負担が少なく、体に吸収されやすいとされています。
「お風呂に入る前に飲もう」と思っても忘れがちなので、脱衣所に置いておけるタンブラーやマイボトルを用意しておくと習慣にしやすくなります。
入浴後の水分補給のポイント
飲むタイミング
お風呂から上がったら、できるだけ早く(目安として10分以内に)コップ1杯(約200〜300mL)の水分をとるのが理想的です。入浴後も汗が引くまでしばらく発汗が続くため、上がってすぐに補給することが大切です。
飲む量の目安
入浴後の水分補給量はコップ1〜2杯(200〜500mL)が目安です。長時間の入浴やサウナ利用後は、もう少し多めに飲んでも問題ありません。ただし、一度に大量の水を飲むと胃に負担がかかるため、200mLずつ分けて飲むのがおすすめです。
適した飲み物
入浴後に適した飲み物は以下の通りです。
- 水(常温または白湯):もっともシンプルで安心。胃腸への負担が少ない
- 麦茶:ノンカフェインでミネラルも含む。日常的な水分補給に適している
- スポーツドリンク(薄めたもの):大量に汗をかいた場合は、電解質の補給に役立つ
- 経口補水液:脱水症状が気になるときに。塩分と糖分のバランスが整っている
家族全員で飲むなら、水出しできる麦茶を常備しておくとコストを抑えながら続けられます。

入浴後に避けたほうがよい飲み物
入浴後の水分補給として避けたほうがよい飲み物もあります。
- アルコール類:利尿作用があり、飲んだ以上に水分が排出されてしまう。入浴後の脱水を悪化させるリスクがある
- カフェインを多く含む飲み物(コーヒー・緑茶・エナジードリンクなど):カフェインにも利尿作用があるため、水分補給の目的には不向き
- 冷たすぎる飲み物:入浴で温まった体に急激に冷たい飲み物を入れると、胃腸に負担がかかる場合がある
入浴直後のアルコール摂取は、血圧の急激な変動を招くことがあります。特に高齢の方や持病のある方は、入浴後にまず水分で体を落ち着かせてからアルコールを楽しむようにしてください。
高齢者・子どもの入浴時の水分補給で気をつけること
高齢者の場合
加齢に伴い、喉の渇きを感じにくくなる傾向があります。そのため、「喉が渇いてから飲む」では間に合わないケースも少なくありません。入浴前後に家族が声をかけて水分補給を促すなど、周囲のサポートも重要です。
また、高齢者はヒートショック(急激な温度変化による血圧の変動)のリスクも高いため、入浴前に脱衣所や浴室を温めておく、湯温を40℃以下に設定するなどの配慮も合わせて行いましょう。
汗をかきやすい夏場や長風呂のあと用に、経口補水液を何本かストックしておくと安心材料になります。
子どもの場合
子どもは体が小さい分、体表面積に対する水分の喪失割合が大きくなります。特に夏場のお風呂では、入浴前後にコップ半分〜1杯程度の水分を飲ませることを習慣にしておくと安心です。
入浴後の水分補給に関するQ&A
Q. 半身浴でも水分補給は必要?
半身浴は全身浴に比べて発汗量が少ないですが、20分以上入っていれば相当量の汗をかきます。半身浴でも入浴前後にコップ1杯の水分補給を行うことをおすすめします。
Q. 入浴中に水を飲んでもいい?
入浴中にこまめに水分を摂ることは問題ありません。浴室にペットボトルやコップを持ち込んで、少しずつ飲むのも有効な方法です。特に長風呂をする方には入浴中の水分補給が推奨されます。
Q. 牛乳は入浴後の水分補給に向いている?
銭湯の定番として「風呂上がりの牛乳」がありますが、牛乳はたんぱく質や脂質を含むため、素早い水分補給という観点ではベストとは言えません。まず水や麦茶で水分を補給してから、嗜好品として牛乳を楽しむのがよいでしょう。
Q. ウォーターサーバーがあると便利?
ウォーターサーバーがあれば、入浴後すぐに適温の水をコップに注いで飲むことができます。冷水・温水がすぐに出るため、白湯派の方にも冷水派の方にも対応できるのがメリットです。
アルピナウォーター:入浴の前後に毎日コップ1杯ずつとなると、続けるうえで効いてくるのは水そのものの単価です。硬度1mg/L未満の純水(RO水)なのでミネラルのクセがなく、常温で飲んでも白湯にしても飲み口が変わりにくいのが特徴です。冷水は約5〜10℃、温水は約80〜85℃で取り出せるため、冷たい水で一気に補給したい日も、体を冷やしたくない日も一台でまかなえます。月額の目安は3,254円〜という低価格帯ですが、単価の安い12L・18.9Lのボトルは関東限定なので、その点だけ確認してみてください。
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入浴前後の水分補給は、日々の健康管理において見落としがちなポイントです。毎日のお風呂の前後にコップ1杯の水を飲む習慣をつけるだけで、体への負担を軽減できます。ぜひ今日から実践してみてください。



