キッチンをすっきり保ちながら、高性能な浄水器を使いたい。そんな願いを叶えてくれるのがアンダーシンク型(ビルトイン型)浄水器です。
アンダーシンク型はシンクの下に本体を設置するため、キッチンカウンターの上にスペースを取りません。さらに、大型のフィルターを搭載しているため浄水能力が高く、カートリッジ交換も1年に1回程度で済むのが大きな魅力です。
この記事では、アンダーシンク型浄水器の特徴や選び方、おすすめモデルの比較を詳しく解説していきます。設置工事の流れや費用感もお伝えしますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
🐔 ナビ助のおすすめ!
アンダーシンク型浄水器とは
アンダーシンク型浄水器は、シンクの下のキャビネット内に浄水器本体を設置し、専用の水栓または一体型水栓から浄水を出すタイプです。「ビルトイン浄水器」とも呼ばれ、新築やキッチンリフォームのタイミングで導入されることが多いですが、後付けも可能です。
アンダーシンク型の仕組み
水道管から分岐した水がシンク下の浄水器本体を通過し、不純物をフィルターで除去してから専用水栓に送られます。浄水専用水栓と原水用の水栓が分かれているタイプと、一つの水栓で浄水・原水を切り替えられる一体型タイプがあります。
- シンク下に本体を設置するためカウンターすっきり
- 大型フィルターで浄水性能が高い
- カートリッジ交換は1年に1回程度
- 専用水栓と一体型水栓の2タイプがある

アンダーシンク型浄水器の選び方
水栓のタイプを決める
アンダーシンク型には、大きく分けて「浄水器専用水栓」と「浄水器一体型水栓」の2つがあります。
浄水器専用水栓は、既存の水栓とは別に浄水専用の蛇口を設置するタイプです。シンクに穴を開ける工事が必要ですが、浄水と原水を完全に分けて使える利点があります。
一方、浄水器一体型水栓は、既存の水栓を浄水機能付きの水栓に交換するタイプです。レバー操作で原水と浄水を切り替えられるため、蛇口が1本で済み、シンク周りがよりすっきりします。
除去物質数と浄水性能
アンダーシンク型は大型のフィルターを搭載しているため、除去物質数が多いモデルが揃っています。JIS規格で定められた13物質に加え、JWPA規格の物質も含めて最大22物質を除去できるモデルもあります。
PFOS・PFOAなどの有機フッ素化合物に対応しているかどうかも、近年では重要な選定ポイントになっています。気になる方はメーカーの公式情報で対応状況を確認しましょう。
カートリッジのランニングコスト
アンダーシンク型のカートリッジ価格は5,000円~15,000円程度で、交換頻度は1年に1回が一般的です。年間のランニングコストで比較すると、蛇口直結型(年3,000~12,000円)とほぼ同等か、やや安い水準です。
設置工事の有無と費用
アンダーシンク型の導入には設置工事が必要です。一体型水栓への交換のみであれば工事費込みで50,000~80,000円程度、専用水栓の増設を伴う場合はそれ以上かかることもあります。自分で取り付けが可能なDIY対応モデルも一部ありますが、水漏れリスクを避けるため、専門業者への依頼が安心です。
アンダーシンク型を後付けする場合、シンク下のスペースに十分な空きがあるか事前に確認しましょう。食洗機のホースや排水管と干渉しないかもチェックポイントです。
おすすめのアンダーシンク型浄水器
クリンスイ ビルトインタイプ
三菱ケミカル・クリンスイのビルトイン浄水器は、中空糸膜フィルターを採用した高性能モデルです。赤サビや雑菌、残留塩素など幅広い物質を除去します。
- 除去物質数:15物質
- カートリッジ寿命:約12ヶ月(10,000L)
- 対応水栓:一体型水栓・専用水栓どちらも対応
- カートリッジ価格:5,000~8,000円程度
クリンスイのビルトインはカートリッジが比較的安価で入手しやすいのがポイントです。ホームセンターやオンラインショップでも交換カートリッジを購入できます。
LIXIL(リクシル)浄水器一体型水栓
LIXILの浄水器一体型水栓は、キッチンメーカーならではのデザイン性の高さが特徴です。シャワー切替や浄水切替がレバー操作でスムーズに行えます。
- 除去物質数:15~17物質(カートリッジによる)
- カートリッジ寿命:4ヶ月~12ヶ月(モデルによる)
- 長寿命カートリッジ:12ヶ月タイプあり
- 定期便サービスあり
LIXILは長寿命タイプのカートリッジを使うと、従来タイプと比べて年間のコストが抑えられます。カートリッジ定期便サービスを利用すれば、交換忘れも防げて便利です。
メイスイ(Meisui)家庭用浄水器
業務用浄水器で高い実績を持つメイスイは、家庭用のアンダーシンク型も展開しています。飲食店でも使われるプロ仕様のフィルター技術を家庭用にコンパクト化しており、水の味にこだわる方に支持されています。
- 除去物質数:13物質以上
- カートリッジ寿命:約12ヶ月
- カートリッジ価格:11,000~15,000円程度
- 業務用品質のフィルター技術

アンダーシンク型のメリット・デメリット
メリット
- キッチンカウンターに何も置かないのですっきり
- 浄水能力が高い(大型フィルター搭載)
- カートリッジ交換が年1回程度で手間が少ない
- ろ過流量が大きく、ストレスなく使える
- デザイン性の高い水栓を選べる
デメリット
- 設置工事が必要(費用と手間がかかる)
- 本体+水栓+工事費で初期費用が高め
- シンク下にスペースが必要
- 賃貸では設置が難しい場合がある
- カートリッジの入手先が限られるメーカーもある
🐔 ナビ助のおすすめ!
据え置き型とアンダーシンク型の比較
アンダーシンク型と据え置き型は、どちらも高い浄水能力を持つ点で共通しています。大きな違いは設置場所と工事の有無です。
| 項目 | アンダーシンク型 | 据え置き型 |
|---|---|---|
| 設置場所 | シンクの下 | カウンターの上 |
| 見た目 | すっきり | 本体が見える |
| 設置工事 | 必要 | 不要 |
| 初期費用 | 50,000~100,000円 | 15,000~50,000円 |
| 浄水能力 | 高い | 高い |
| カートリッジ交換 | 年1回程度 | 6ヶ月~1年 |
キッチンの見た目を重視し、長く使う前提であればアンダーシンク型が向いています。工事なしで手軽に始めたい方は据え置き型がよいでしょう。ウォーターサーバーとの比較も含めて検討したい方は、ウォータースタンドvs浄水器の比較記事もご参照ください。

アンダーシンク型浄水器の取り付けの流れ
一般的なアンダーシンク型浄水器の設置工事は、以下のような流れで進みます。
- 現地調査(シンク下のスペース確認・水栓タイプの確認)
- 既存水栓の取り外し
- 新しい水栓の取り付け
- 浄水器本体のシンク下への設置
- 配管の接続・水漏れチェック
- 試運転・初期洗浄
工事時間は1~2時間程度が目安です。事前にメーカーや施工業者に見積もりを依頼しておくとスムーズに進みます。
よくある質問(Q&A)
Q. 賃貸でもアンダーシンク型を取り付けられますか?
物件によります。水栓の交換のみで済む一体型タイプなら、退去時に元の水栓に戻せるため、許可が得られる場合もあります。ただし、シンクに穴を開ける専用水栓タイプは原状回復が難しいため、賃貸では避けたほうがよいでしょう。事前に管理会社へ確認することをおすすめします。
Q. カートリッジの交換は自分でできますか?
はい、ほとんどのモデルでカートリッジ交換は工具不要で自分で行えます。シンク下の本体からカートリッジを取り外し、新しいものに差し替えるだけです。メーカーの説明書に沿って行えば、5分程度で完了します。
Q. 浄水器一体型水栓と専用水栓、どちらがいいですか?
キッチンの蛇口を1本にまとめたい方は一体型水栓、浄水と原水を完全に分けたい方は専用水栓がおすすめです。一体型のほうがシンク周りはすっきりしますが、浄水カートリッジの交換で水栓内部のフィルターにもメンテナンスが必要なモデルもあります。
Q. アンダーシンク型と浄水型ウォーターサーバーはどちらがいいですか?
アンダーシンク型は初期費用がかかる代わりに月額料金が不要です。浄水型ウォーターサーバーは月額定額制で冷水・温水もすぐに使えるメリットがあります。料理にたっぷり使いたいならアンダーシンク型、飲用中心で温水もほしいなら浄水型ウォーターサーバーが向いています。詳しくは浄水型ウォーターサーバーのおすすめ記事をご覧ください。

まとめ
アンダーシンク型浄水器は、キッチンの見た目をすっきり保ちながら、高い浄水能力を実現できる浄水器です。カートリッジ交換が年1回程度で済むため、メンテナンスの手間も少なく、長く快適に使い続けられます。
初期費用は他タイプと比べて高めですが、その分ランニングコストは抑えられ、キッチンのデザイン性も損なわれません。新築やリフォームの際はもちろん、後付けでの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
浄水器の全タイプを比較したい方は、浄水器おすすめ12選|タイプ別選び方ガイドもあわせてチェックしてください。
参考:クリンスイ「ビルトイン浄水器のメリット・デメリット」|LIXIL「浄水カートリッジ」|水生活製作所「ビルトイン浄水器おすすめ」
🐔 ナビ助のおすすめ!


