日本の水道水は地域によって味が違うとよく言われますが、ウォーターサーバーの天然水にも東日本と西日本で違いがあるのでしょうか。採水地の場所によって水の成分は変わりますし、配送エリアやサービス内容にも地域差が生じることがあります。
この記事では、東日本と西日本の水質の違いや、地域ごとのウォーターサーバー選びのポイントを解説します。

東日本と西日本で水道水の硬度が違う
日本の水道水は世界的に見ると軟水に分類されますが、国内でも地域によって硬度にばらつきがあります。一般的に、関東地方は硬度がやや高めで、西日本は硬度が低い傾向があるとされています。
関東地方の水の特徴
関東地方、特に千葉県や埼玉県では水道水の平均硬度が高い地域があり、中には硬度80〜100mg/L程度の地域もあります。これは関東平野の地下に広がる石灰質の地層の影響です。硬度が高い水はミネラル分が多い反面、飲んだときに少し重い口当たりに感じることがあります。
西日本の水の特徴
西日本では、全般的に硬度が低く、まろやかな軟水が多いのが特徴です。特に中国・四国地方は硬度30〜50mg/L程度の地域が多く、口当たりが軽くすっきりとした味わいです。
北海道・東北の水
北海道や東北地方も硬度は比較的低く、30mg/L前後の軟水が多いです。雪解け水や山林からの伏流水が水源になっている地域が多く、クセのない味わいが特徴です。
- 関東地方は硬度が高め(80〜100mg/L程度の地域も)
- 西日本・北海道・東北は硬度が低め(30〜50mg/L程度)
- 硬度の目安:WHO基準で60mg/L未満が「軟水」、60〜120mg/L未満が「中程度の硬水」
自分がどのくらいの硬度を好むのかは、実際に飲んでみるのがいちばんわかりやすい方法です。まずは硬度の低い国産の軟水から試してみるとよいでしょう。
ウォーターサーバーの天然水は採水地で味が変わる
ウォーターサーバーで提供される天然水は、メーカーが指定した採水地の地下水を使用しています。採水地がどこにあるかによって、水に含まれるミネラルの種類や量が異なります。
主な採水地とミネラルの特徴
- 富士山麓(静岡県・山梨県):バナジウムを豊富に含む。硬度は25〜30mg/L程度の軟水が多い
- 南阿蘇(熊本県):シリカ(ケイ素)を多く含む。硬度は36mg/L程度
- 金城(島根県):炭酸水素イオンが豊富な弱アルカリ性。硬度は約83mg/L
- 大分県日田:有機ゲルマニウムやシリカを含む。硬度は約62mg/L
- 北海道:硬度が非常に低い超軟水。すっきりとした味わい
東日本にお住まいの方が西日本の採水地の天然水を選ぶことも、その逆も可能です。水道水とは違い、ウォーターサーバーなら好みの味わいの水を産地で選べるのが魅力です。

配送エリアと送料の地域差
ウォーターサーバーのボトル配送では、地域によって配送料が変わるメーカーがあります。特に北海道・沖縄・離島は追加送料がかかることが多いです。
主な配送料の傾向
- 本州・四国・九州:送料無料、または月額料金に含まれているメーカーが多い
- 北海道:送料が1配送あたり数百円〜加算されるケースがある
- 沖縄:送料加算が大きく、対応エリア外のメーカーもある
- 離島:配送自体が対象外の場合が多い
浄水型のウォーターサーバーであれば、ボトル配送がないため配送料の心配がありません。配送エリア外にお住まいの方は、浄水型を検討するのも一つの方法です。
配送そのものが対象外の地域では、まず卓上の浄水ポットで水道水のカルキ臭を抑えるところから始める方法もあります。
東日本と西日本で選び方は変わる?
基本的に、ウォーターサーバー選びで東日本・西日本の地域差が大きく影響することは少ないです。ただし、以下の点は考慮しておくとよいでしょう。
水道水の味が気になる地域にお住まいの方
関東地方など硬度が高めの地域では、水道水の味に不満を感じやすい傾向があります。そういった地域にお住まいの方は、ウォーターサーバーの導入で水のおいしさを実感しやすいでしょう。特に硬度が低い天然水を選べば、水道水との味の違いがはっきりわかります。
採水地の近さ
天然水は採水地から工場、配送センターを経て届くため、採水地が近いメーカーを選ぶと配送にかかる時間が短く、鮮度の面で有利です。関東在住なら富士山麓の採水地、九州在住なら南阿蘇や日田の採水地のメーカーを選ぶのも合理的です。
災害時の備蓄
ウォーターサーバーのボトルは、災害時の備蓄水としても活用できます。地震リスクの高い地域にお住まいの方は、常に一定量のストックボトルが自宅にあるウォーターサーバーの導入は防災面でもメリットがあります。

RO水なら地域差を気にしなくていい
天然水は採水地によって味が異なりますが、RO水(逆浸透膜でろ過した水)は原水の不純物をほぼ完全に除去するため、どこの水道水や地下水を使っても均一な品質になります。地域による味の違いを気にしたくない方には、RO水を提供するメーカーも選択肢に入ります。
よくある質問(Q&A)
Q. 引っ越しで東日本から西日本に移る場合、ウォーターサーバーはどうなる?
全国対応のメーカーであれば、住所変更の手続きをするだけで継続利用できます。ただし、配送料が変わったり、採水地が変わる場合もあるので、引っ越し前にメーカーに確認しておきましょう。一部の地域限定メーカーの場合は、引っ越し先がエリア外になることもあります。
Q. 西日本の水のほうがおいしい?
一般的に硬度が低い軟水のほうが飲みやすいと感じる方が多いですが、おいしさの感じ方は個人差があります。硬度が高めの水はミネラル分が多く、しっかりとした飲みごたえを好む方もいます。
しっかりした飲みごたえが好みかどうかは、海外の硬水を1本試してみると判断しやすくなります。
Q. 地域によって対応していないメーカーはある?
北海道や沖縄、離島では対応していないメーカーがあります。契約前に配送エリアの確認は必須です。浄水型ウォーターサーバーなら全国どこでも使えます。
水の味にこだわるなら試飲もおすすめ
天然水の味わいは採水地によって異なるため、契約前に試飲できるサービスを活用するのも一つの方法です。メーカーによってはお試しプランや無料トライアル期間を設けているところがあります。
複数の採水地の天然水を飲み比べてみると、硬度の違いによる口当たりの差がよくわかります。普段飲んでいる水道水の硬度を基準にして、より軟らかい口当たりが好みなら硬度が低い天然水を、ミネラル感のあるしっかりした味わいが好きなら硬度がやや高めの天然水を選ぶと満足度が高くなります。
電源周波数の違いは気にしなくてOK
東日本と西日本では電源周波数が異なります(東日本50Hz・西日本60Hz)。ウォーターサーバーの電源については、現在市販されている家庭用サーバーはほぼすべてが50Hz/60Hz両対応になっているため、引っ越しなどで東西をまたいでも電源の心配は不要です。念のため、契約時にサーバーの仕様書で「50/60Hz対応」の記載を確認しておくと安心です。
地域の水道水がおいしいならウォーターサーバーは不要?
西日本の軟水が多い地域にお住まいの方は、「水道水がおいしいのにウォーターサーバーは必要?」と感じるかもしれません。確かに、水道水の味に不満がなければウォーターサーバーは必須ではありません。
ただし、ウォーターサーバーには「すぐにお湯が使える」「冷水を常備できる」「災害時の備蓄になる」といった水の味以外の利便性があります。水道水がおいしい地域でも、こうした付加価値に魅力を感じるなら導入する価値はあるでしょう。
水の味にこだわるなら試飲もおすすめ
天然水の味わいは採水地によって異なるため、契約前に試飲できるサービスを活用するのも一つの方法です。メーカーによってはお試しプランや無料トライアル期間を設けているところがあります。
複数の採水地の天然水を飲み比べてみると、硬度の違いによる口当たりの差がよくわかります。普段飲んでいる水道水の硬度を基準にして、より軟らかい口当たりが好みなら硬度が低い天然水を、ミネラル感のあるしっかりした味わいが好きなら硬度がやや高めの天然水を選ぶと満足度が高くなります。
電源周波数の違いは気にしなくてOK
東日本と西日本では電源周波数が異なります(東日本50Hz・西日本60Hz)。ウォーターサーバーの電源については、現在市販されている家庭用サーバーはほぼすべてが50Hz/60Hz両対応になっているため、引っ越しなどで東西をまたいでも電源の心配は不要です。念のため、契約時にサーバーの仕様書で「50/60Hz対応」の記載を確認しておくと安心です。
地域の水道水がおいしいならウォーターサーバーは不要?
西日本の軟水が多い地域にお住まいの方は、「水道水がおいしいのにウォーターサーバーは必要?」と感じるかもしれません。確かに、水道水の味に不満がなければウォーターサーバーは必須ではありません。
ただし、ウォーターサーバーには「すぐにお湯が使える」「冷水を常備できる」「災害時の備蓄になる」といった水の味以外の利便性があります。水道水がおいしい地域でも、こうした付加価値に魅力を感じるなら導入する価値はあるでしょう。
まとめ
東日本と西日本では水道水の硬度に違いがあり、天然水の採水地によってもミネラルの種類や味わいが異なります。ただし、ウォーターサーバーなら住んでいる地域に関係なく、好みの採水地の水を選ぶことができます。
配送料の地域差やエリア対応の有無は事前にチェックしておきましょう。ウォーターサーバーナビのような比較サイトでは、配送エリアごとの対応状況も確認できますので、参考にしてみてください。
水道水の硬度データについては、日本水道協会の公開情報も参考になります。


