オフィスにウォーターサーバーを導入しようと検討しているものの、「費用はどれくらいかかるのか」「どのタイプが自社に合うのか」と迷っている担当者の方は多いのではないでしょうか。
福利厚生の一環として従業員の水分補給環境を整えることは、生産性の向上や健康管理の面からも注目されています。しかし、業務用のウォーターサーバーは家庭用と選び方が異なる点もあり、事前にしっかり情報を整理しておくことが大切です。
この記事では、オフィス・法人向けウォーターサーバーの費用相場から選び方のポイント、タイプ別のメリット・デメリットまで、導入前に知っておきたい情報をまるごとお伝えしていきます。

オフィス向けウォーターサーバーの費用相場
オフィスにウォーターサーバーを導入する際にまず気になるのが費用です。主なコスト項目と、それぞれの相場を整理しておきましょう。
初期費用
多くのメーカーでは初期費用は無料、もしくは5,000〜20,000円程度に設定されています。水道直結型の場合は工事費として10,000〜20,000円ほどかかるケースがありますが、ボトル宅配型やリフィル型は設置費用がかからないことがほとんどです。
月額ランニングコスト
ランニングコストは水の料金+サーバーレンタル料+電気代の3つが柱になります。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| サーバーレンタル料 | 無料〜1,500円/月 |
| 水代(ボトル宅配型) | 12Lあたり1,200〜2,500円 |
| 水代(水道直結型) | 定額3,300〜5,500円/月 |
| 電気代 | 月500〜1,000円 |
20人規模のオフィスでボトル宅配型を利用し、月10本(120L)消費する場合、月々のトータルコストは約15,000〜25,000円が目安です。1人あたりに換算すると月750〜1,250円ほどで、自販機やコンビニで飲み物を買うよりも経済的になるケースが多いです。
30人以上のオフィスでは水道直結型の定額プランのほうがコストを抑えやすい傾向にあります。人数が増えても料金が変わらないため、大規模事業所ほどメリットが大きくなります。
もうひとつ、見積もりに入れ忘れやすいのが紙コップ代です。人数分を毎日使うと意外にかさむため、業務用のケースでまとめて買っておくと単価を抑えられます。
オフィス用ウォーターサーバー3つのタイプと特徴
業務用ウォーターサーバーは大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を把握して、自社の環境に合ったものを選びましょう。
ボトル宅配型
天然水やRO水をボトルで届けてもらう、もっともスタンダードなタイプです。水の品質が高く味にもこだわりたい場面に向いています。ただし、ボトルの在庫スペースが必要な点と、交換作業が発生する点は事前に確認しておきましょう。
- メリット:天然水の味わいを楽しめる・設置工事不要
- デメリット:在庫管理・ボトル交換の手間・消費量が増えるとコスト増
アクアクララ:ボトル宅配型でオフィス向けの候補を探すなら、全国対応で7機種から選べるアクアクララがあります。注文ノルマがないため、来客の多い月と少ない月で消費量が変わるオフィスでも、必要な月に必要な本数だけ頼めます。配達・設置と2年に1度の専門スタッフによるサーバー洗浄、故障時の対応は月1,100円〜の「あんしんサポート料」に含まれているので、総務側でメンテナンス業者を別に手配する必要もありません。水はRO膜でろ過してミネラルを配合したもので、採水地による味のブレがないため、拠点が複数ある会社でも同じ品質の水をそろえやすいのは法人向きのポイントです。なお法人での利用条件は個人契約と異なる場合があるため、申し込み前に確認しておきましょう。
👇 ノルマなしの仕組みと、機種ごとのサポート料の差を詳しく整理しています

水道直結型
水道管に直接接続して使うタイプで、ボトル交換の手間がゼロになるのが大きな強みです。定額制のため消費量を気にする必要がなく、大人数のオフィスに適しています。導入時に簡易的な工事が必要ですが、賃貸物件でも設置可能なケースがほとんどです。
- メリット:定額使い放題・ボトル交換不要・在庫スペース不要
- デメリット:設置工事が必要・天然水ではない
ウォータースタンド:オフィスで水道直結型を検討するとき、候補に挙がる代表的なサービスです。水道につないで浄水する仕組みのため、ボトルの発注も在庫置き場も不要になり、総務や庶務の手間がそのまま減ります。料金は月額3,300円〜の定額制で、人数が増えて消費量が伸びても金額が変わらないのは、大人数のオフィスほど効いてくる部分です。ただし水道につなぐ工事が必要で、設置できる場所は給水口の位置に左右されます。賃貸オフィスの場合はオーナーへの確認も先に済ませておくと、導入がスムーズに進みます。
👇 設置工事の中身と月額の内訳を詳しくまとめています



浄水型(補充式)
水道水をタンクに注いでフィルターで浄水するタイプです。工事が不要で定額制のため、手軽に導入できます。小規模オフィスやスペースが限られた場所にも設置しやすいのが特徴です。
- メリット:工事不要・定額・コンパクト
- デメリット:水道水の補充が手動・大人数には不向き


オフィス用ウォーターサーバーの選び方5つのポイント
1. 利用人数と消費量を見積もる
1人あたりの飲水量はデスクワーク中心で1日コップ3〜5杯(約500mL〜1L)が目安です。20人のオフィスなら月間で約200〜400Lの消費が見込まれます。来客対応も含めるとさらに増えるため、やや多めに見積もっておくのが安心です。
2. 設置スペースを確認する
床置き型は幅30〜35cm×奥行35〜40cm程度のスペースが必要です。給湯室やエントランスなど設置候補の場所を事前に測っておくと、サーバー選びがスムーズに進みます。卓上型を選べばカウンターやテーブルの上にも置けます。
ちょうどよい台がない場合は、耐荷重が明記された家電用のキャスター付きラックに載せる方法もあります。掃除やレイアウト変更のときにサーバーごと動かせるので、オフィスでは何かと便利です。
3. 冷水・温水以外の機能もチェック
来客時にすぐお茶を出したい場合は、温水が90℃前後まで出るタイプだと便利です。常温水が出せるモデルは、薬を飲む方や胃腸が敏感な方にも喜ばれます。
4. 衛生管理とメンテナンス体制
不特定多数が使うオフィスでは衛生面が重要です。自動クリーン機能が搭載されたモデルや、定期メンテナンスがプランに含まれているサービスを選ぶと安心感が高まります。
5. 契約期間と解約金
法人契約でも最低利用期間が1〜3年に設定されていることが多く、途中解約すると違約金が発生する場合があります。短期利用やお試し導入をしたい場合は、契約期間の縛りが短いメーカーやお試しプランの有無を確認しましょう。
法人契約の場合、個人契約とは解約金の金額や条件が異なるケースがあります。契約前に必ず法人向けの利用規約を確認してください。
オフィスにウォーターサーバーを導入するメリット
従業員の健康管理と生産性向上
デスクワーク中はつい水分補給を忘れがちですが、手の届く場所にウォーターサーバーがあると自然と飲水量が増えます。適切な水分補給は集中力の維持や体調管理に直結するため、福利厚生としての満足度も高い施策です。
来客対応がスマートになる
来客時に冷水やお茶をすぐに出せるのも大きな利点です。ペットボトルを開封して出すよりも、ウォーターサーバーでカップに注ぐほうがスマートな印象を与えられます。
経費として計上できる
オフィスに設置したウォーターサーバーの費用は、福利厚生費や交際費として経費計上が可能です。来客対応に使用する場合は交際費、従業員の福利厚生目的なら福利厚生費で処理できます。税理士に確認のうえ適切に計上しましょう。


オフィス規模別のおすすめタイプ
社員数や利用シーンによって最適なタイプは変わります。規模別の目安を参考にしてみてください。
| オフィス規模 | おすすめタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 〜10人 | 浄水型(補充式) | コンパクト・低コスト・工事不要 |
| 10〜30人 | ボトル宅配型 | 水質にこだわれる・来客対応にも |
| 30人〜 | 水道直結型 | 定額で使い放題・ボトル管理不要 |
| 複数フロア | 水道直結型×複数台 | フロアごとに設置で利便性UP |
複数フロアのオフィスでは、各フロアに1台ずつ設置することで従業員の移動を減らし、水分補給の機会を増やすことができます。複数台契約で割引が適用されるメーカーもあるため、見積もり時に確認してみるのがおすすめです。
設置が決まったら、サーバーの脇に置くゴミ箱もセットで用意しておきましょう。使い終わった紙コップの行き先が決まっていないと、周辺が散らかって清掃の手間が増えてしまいます。
導入前に確認しておきたいチェックリスト
- 利用人数と1日あたりの想定消費量
- 設置場所のスペースと電源・水道の位置
- 月額予算(水代+レンタル料+電気代の合計)
- 最低契約期間と途中解約時の違約金
- メンテナンス頻度と対応範囲
- 賃貸物件の場合はオーナーへの確認
導入前にこれらの項目をリストアップしておくと、メーカー比較がしやすくなります。無料お試し期間を設けているサービスもあるので、実際に設置して使い勝手を確かめてから本契約に進むのも一つの手です。
よくある質問
Q. 法人契約と個人契約で料金は違う?
メーカーによっては法人向けの特別料金プランが用意されていることがあります。ボトルの注文本数が多いほど割引が適用されるケースもあるため、見積もり時に法人専用の料金表を確認しましょう。
Q. リース契約とレンタル契約の違いは?
レンタルは月額で借りる方式で、故障時の修理や交換がメーカー負担になるのが一般的です。リースは所有権の移転を前提とした長期契約で、コストメリットがある反面、途中解約のハードルが高くなります。初めて導入する場合はレンタル契約のほうが柔軟に対応しやすいでしょう。
Q. オフィス移転時はどうなる?
多くのメーカーでは移転に伴うサーバーの移設に対応しています。ただし移設費用が発生する場合があるため、契約前に移転時の対応と費用についても確認しておくと安心です。
まとめ
オフィスへのウォーターサーバー導入は、従業員の健康管理や来客対応の質を高めるだけでなく、福利厚生の充実にもつながります。費用面では、少人数オフィスなら月5,000〜10,000円程度から始められるため、まずは小さく試してみるのもよいでしょう。
タイプ選びでは「人数」「スペース」「予算」の3つを軸に比較すると、自社に最適なサーバーが見えてきます。無料お試しや法人向けキャンペーンを活用して、まずは実際の使い心地を確かめてみてはいかがでしょうか。
ウォーターサーバーの基本的な選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。






