フロアごとや部署ごとにウォーターサーバーを置きたいとき、気になるのが複数台設置でのコストです。実は法人向けプランなら、複数台導入で割引やサービスが受けられるメーカーがあります。
この記事では、複数台設置のメリット・デメリット、法人向け割引制度の例、そして失敗しない導入のコツを解説します。

複数台設置のメリット
従業員の水分補給率が上がる
サーバーまでの距離が近いと、自然と水を飲む回数が増えます。オフィスに1台だけだと遠い席の人は面倒で利用しない、というケースが意外と多いのです。フロアごとに設置すれば、全員が気軽に水分補給できます。
混雑を緩和できる
昼休みや休憩時間にサーバー周辺が混雑すると、待ち時間が発生して従業員のストレスにつながります。台数を分散させることで混雑が解消され、休憩時間を有効に使えるようになります。
来客用と従業員用を分けられる
受付やラウンジに1台、執務エリアに1台という配置にすると、来客対応と従業員利用を使い分けられるためオペレーションがスムーズです。

法人向け複数台割引の内容
メーカーによって割引やサービスの内容は異なりますが、法人契約で受けられる代表的な特典は次のとおりです。
- サーバーレンタル料の割引(2台目以降半額など)
- 水代のボリュームディスカウント(注文本数が増えるほど単価が下がる)
- 初回設置費用の無料化
- メンテナンス費用の一部または全額サービス
- 契約期間の柔軟な設定
プレミアムウォーターの法人プラン
プレミアムウォーターの法人プランでは、複数台の契約が可能です。法人プランでは毎月2セット(12Lボトル4本)が無料で提供され、追加注文も通常プランの約半額で購入できます(参照:プレミアムウォーター法人プラン)。
プレミアムウォーター:複数台の契約を1社にまとめたいときに検討しやすいメーカーです。水は非加熱処理の天然水で、どのフロアに置いても同じ水が飲めるため、「受付の水と執務室の水が違う」といった説明の手間もなくなります。amadanaやcadoとコラボしたデザインモデルも選べるので、来客の目に触れる受付には見た目重視の機種、給湯室には標準機種という組み合わせ方も可能です。最低利用期間は2〜3年と長めなので、オフィスの移転予定と照らし合わせて確認しておきましょう。
👇 サーバー機種ごとの違いや天然水の中身は、こちらで詳しくレビューしています

フレシャスの法人契約
フレシャスでは1台でも複数台でも法人契約が可能です。台数に関わらず月間最小購入数はサーバー1台分として適用されるため、余計なノルマを気にせずに台数を増やせます。
フレシャス:台数を増やしても最小購入数が積み上がらない仕組みは、フロアごとに消費量が読みにくい複数台運用と噛み合います。水は7.2kgの軽量パック式で、12Lボトルのように重いものを持ち上げずに交換できるのも実務的なポイント。台数分だけ交換作業が発生する複数台運用では、この軽さがそのまま担当者の負担差になります。静音設計なので執務スペースの近くに置いても気になりにくく、グッドデザイン賞を受賞したモデルもあるため来客エリア用の1台としても選びやすいメーカーです。
👇 パック式の交換のしやすさや機種ごとの違いを、こちらで詳しくまとめています



見積もりは複数社に依頼する
法人向け割引の詳細は公式サイトに掲載されていないケースも多く、直接見積もりを取ることで初めて提示される割引もあります。最低3社は比較するのがおすすめです。


複数台設置の注意点
設置台数分の電気代がかかる
ウォーターサーバー1台あたりの電気代は月500〜1,000円程度です。5台設置すれば月2,500〜5,000円の電気代が追加でかかります。省エネモード搭載のモデルを選ぶと節約になります。
管理担当を決めておく
複数台あると、ボトル交換や清掃の管理が煩雑になりがちです。台ごとに管理担当を決めるか、定期メンテナンスが付いたプランを選ぶと負担が軽くなります。
意外と見落としがちなのが紙コップの補充です。台数が増えるとその分だけ切らしやすくなるので、業務用のケースでまとめ買いして各サーバーに分けておくと管理がラクになります。
複数台契約でも解約時は「1台ずつ」ではなく「全台まとめて」でないと違約金が発生するメーカーもあります。契約前に個別解約の可否を必ず確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 複数台を異なるメーカーで契約してもいい?
A. もちろん可能ですが、請求先が分散して経理処理が煩雑になるデメリットがあります。1社にまとめた方が管理は楽で、台数割引も受けやすくなります。
Q. フロアごとに違う種類のサーバーを置ける?
A. メーカーによっては、同一契約内で異なるモデルを組み合わせることも可能です。例えば、受付はデザイン性の高いモデル、給湯室はシンプルなモデルといった使い分けができます。
複数台導入のシミュレーション(3パターン)
実際に複数台を導入した場合のコストをシミュレーションしてみましょう。
パターン1:宅配水タイプ×2台(従業員20人)
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| レンタル料(2台分) | 0〜1,100円 |
| 水代(12L×14本) | 約14,000〜18,000円 |
| 電気代(2台分) | 約1,000〜2,000円 |
| 合計 | 約15,000〜21,100円 |
パターン2:浄水型×3台(従業員50人)
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| レンタル料(3台分) | 約9,900〜13,200円 |
| 水代 | 0円(水道水使用) |
| 電気代(3台分) | 約1,500〜3,000円 |
| 合計 | 約11,400〜16,200円 |
パターン3:水道直結型×5台(従業員100人超)
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| レンタル料(5台分) | 約19,250〜22,000円 |
| 水代 | 0円 |
| 電気代(5台分) | 約2,500〜5,000円 |
| 合計 | 約21,750〜27,000円 |
50人規模以上になると、宅配水よりも浄水型や水道直結型の方がコスパが良いことがわかります。1人あたりの月額コストで比較すると、その差は歴然です。
台数を増やす前に試したいのが、マイボトルの配布です。1回で500ml前後を持ち運べるため、サーバーへ足を運ぶ回数そのものが減り、混雑の緩和にもつながります。


複数台設置時の配置計画の立て方
フロアマップに落とし込む
複数台を導入するときは、オフィスのフロアマップ上にサーバーの位置をプロットすることをおすすめします。全従業員が1分以内にサーバーにアクセスできる配置が理想的です。動線を意識して、各デスクからの距離が均等になるように配置しましょう。
電源・給排水の確認
設置場所ごとに電源コンセントの有無と容量を確認してください。ウォーターサーバーの消費電力は冷却時に最大500W程度になるため、他の電気機器と共用するコンセントでは容量不足になる可能性があります。
水道直結型の場合は、給水管への接続工事が必要です。設置台数分の分岐器具と配管スペースを確保する必要があるため、事前にメーカーの担当者に現地調査を依頼しましょう。
社内通知と利用ルールの策定
複数台を設置した際は、どの台をどの部署が主に利用するかのルールを決めておくとスムーズです。特に宅配水タイプの場合、ボトル交換のタイミングが台ごとに異なるため、担当者を決めておかないと「いつも同じ人が交換している」という不満が出がちです。
配置計画チェックリスト
- フロアマップ上でサーバー位置を決める
- 各デスクからのアクセス距離を確認
- 電源コンセントの位置と容量を確認
- 給排水の確認(水道直結型の場合)
- 台ごとの管理担当者を決定
- ボトル交換・清掃のルールを明文化
配置を決めるときは、サーバーとセットでゴミ箱の位置も決めておくと運用が安定します。使い終わった紙コップの行き先が決まっていないと、周辺が散らかって清掃の手間が増えてしまいます。
複数台契約時の交渉術
法人で複数台を契約する場合、交渉次第で公式サイトに載っていない割引が適用されることがあります。交渉のコツをいくつか紹介します。
相見積もりを取っていることを伝える
「他社からも見積もりを取っている」と伝えるだけで、追加の値引きやサービスが提示されることがあります。実際に3社以上から見積もりを取り、具体的な金額を比較材料として提示すると効果的です。
長期契約を提案する
3年以上の長期契約を提案すると、月額料金の値下げや初期費用の免除といった特典が付くケースがあります。オフィスの移転予定がない場合は検討する価値があります。
他の福利厚生サービスとのセット導入
コーヒーマシンのレンタルやオフィスおかしのサービスなど、同じ業者が提供する他のサービスとセットで契約すると、パッケージ割引が適用されることがあります。ダイオーズやネスレなどは複数サービスの法人パッケージを用意しています。


法人向けサーバーのメンテナンス体制の比較
複数台を運用するとなると、メンテナンスの手間と費用も重要な検討ポイントです。メーカーによってメンテナンス体制は大きく異なります。
定期メンテナンスが無料のメーカー
クリクラやアクアクララは、年1回の本体交換やメンテナンスが月額料金に含まれているケースがあります。衛生面が気になる法人にとっては安心感のある選択肢です。
セルフメンテナンス型のメーカー
プレミアムウォーターやフレシャスなどは、自動クリーン機能を搭載することで業者訪問不要のセルフメンテナンス方式を採用しています。定期訪問がないため業務への影響が少なく、オフィスのスケジュール管理がしやすいメリットがあります。
複数台運用でのメンテナンスのコツ
- 台ごとのメンテナンス日を分散させる(全台同時だと業務に支障が出る)
- メンテナンス記録を台ごとに管理する(フィルター交換日・清掃日など)
- 清掃用品(アルコールシート・ブラシなど)を各サーバー設置場所に常備する
この「各設置場所に常備する」がポイントで、清掃用品が1か所にしかないと後回しになりがちです。除菌シートは台数分まとめて買っておき、それぞれのサーバーの横に置いておきましょう。


成功事例:3フロアに5台導入した物流会社の例
従業員150名の物流会社Cでは、各フロアに宅配水型サーバーを5台設置しました。導入前は自動販売機で飲料を購入していましたが、ウォーターサーバーの導入後は自販機の売上が40%減少し、従業員の水分補給量は1.5倍に増加しました。
月額費用は5台合計で約3万円ですが、自販機の電気代(月約1万円)が不要になり、実質的な追加コストは月2万円程度。福利厚生費として全額経費計上しています。従業員からは「夏場の熱中症対策になっている」「休憩時間にわざわざ買いに行かなくて済む」と好評です。
解約・台数削減時の注意
事業縮小やオフィス移転で台数を減らしたい場合は、契約内容をよく確認しましょう。全台同一契約のメーカーでは、1台だけの解約ができないことがあります。台ごとに個別契約になっているメーカーであれば、不要になった台だけを解約できます。また、最低利用期間内の解約には違約金がかかるため、導入時に「途中で台数を減らす可能性があるか」を伝えておくと、柔軟な契約条件を提示してもらえることがあります。
まとめ
ウォーターサーバーの複数台設置は、水分補給率の向上・混雑解消・来客対応の効率化といったメリットがあります。法人プランを活用すれば、レンタル料や水代の割引を受けられるケースも多いです。
ただし、電気代や管理体制の整備は必要なので、導入前に複数メーカーから見積もりを取り、コストと運用面のバランスを見極めて判断しましょう。
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