ウォーターサーバーを検討していると、「使い捨て(ワンウェイ)」と「回収(リターナブル)」という2つのボトル方式があることに気づく方も多いのではないでしょうか。
この2つの方式は、保管スペース・コスト・衛生面・環境への影響など、さまざまな点で違いがあります。どちらが自分に合っているかを知っておくことで、後悔のないサーバー選びができます。
この記事では、ワンウェイ方式とリターナブル方式の違いを7項目で徹底比較し、それぞれどんな方に向いているかを詳しく解説いたします。
ワンウェイ方式(使い捨て)とは
ペットボトルと同じPET素材で作られた使い切りタイプのボトルです。水を使い切ったら、小さく潰してペットボトルゴミとして捨てられるのが特長です。最近はこちらが主流になってきています。
採用メーカー:プレミアムウォーター、フレシャス、コスモウォーター、信濃湧水など

リターナブル方式(回収)とは
頑丈なガロンボトルを使い、空になったらメーカーが回収して洗浄・再充填し、再利用するタイプです。昔からあるウォーターサーバーの定番方式として親しまれています。
採用メーカー:クリクラ、アクアクララ、アルピナウォーターなど
アルピナウォーター:この記事の分け方でいうと、アルピナウォーターは両方の方式を持っているメーカーです。12L・18.9Lは回収して再利用するリターナブルボトル、7.6L(2ガロン)は使い切りのワンウェイボトルという二本立てになっています。ただしリターナブルの2サイズは関東の自社配送エリア限定で、それ以外の地域は宅配便で届くワンウェイの2ガロンのみ。つまり住んでいる場所によって、選べる方式がそもそも決まる仕組みです。水は硬度1mg/L未満の純水(RO水)で、月額の目安は3,254円〜という低価格帯になっています。
👇 ボトル3サイズの違いと、地域ごとに変わる配送条件を詳しくまとめています





7項目で徹底比較
1. ボトルの保管スペース
ワンウェイ:使い終わったら潰せるため場所を取りません。◎
リターナブル:空ボトルを回収日まで保管する必要があります。△
空ボトルや予備ボトルの置き場所に悩みがちな方は、縦に積める収納ラックを用意しておくと部屋の散らかりを抑えやすくなります。
2. ゴミの量
ワンウェイ:毎回ゴミが出ます。PETリサイクルに出せますが手間がかかります。△
リターナブル:回収されるためゴミはゼロです。◎
3. 環境への影響
ワンウェイ:使い捨てのため環境負荷はやや高めです。△
リターナブル:再利用でエコです。環境省もリユースの推進を掲げています。◎
4. 衛生面
ワンウェイ:新品のボトルのため衛生的です。水を使うと潰れて空気が入りにくい構造になっています。◎
リターナブル:洗浄・殺菌されていますが、再利用品に抵抗がある方もいらっしゃいます。水が減ると空気が入ります。○
5. 水の価格
ワンウェイ:ボトル代が上乗せされるためやや高めです。12Lで1,500〜2,000円程度。○
リターナブル:ボトル代がかからない分、水代がやや安めです。12Lで1,200〜1,500円程度。◎
6. 配送の柔軟性
ワンウェイ:宅配便で届くため、日時指定や不在時の再配達がしやすいです。◎
リターナブル:メーカーの配送スタッフが届けるため、配送ルートが決まっており、日時の融通が利きにくいこともあります。○
7. ボトルの重さ
どちらも12Lが主流で、重さに大きな差はございません。軽量タイプが選べるかどうかはメーカー次第です。
玄関から部屋までボトルを運ぶのが負担になる場合は、折りたたみできる小型の台車があると移動がぐっと楽になります。


ワンウェイがおすすめな人
空ボトルの保管場所がない方、宅配便の日時指定をしたい方、衛生面が特に気になる方、ひとり暮らしで空ボトルの引き渡しが面倒な方におすすめです。
フレシャス公式サイトではワンウェイ方式のパック交換の様子も確認できますので、参考にしてみてください。
フレシャス:ワンウェイ方式の中でも少し変わっていて、硬いボトルではなく7.2kgの軽量パックを使うタイプです。使い終わったパックはたたんで小さくできるため、ボトルを潰す手間もほとんどかかりません。静音設計で省エネ性も高く、グッドデザイン賞を受賞したモデルもあります。ただし1パックあたりの容量は12Lボトルより小さいため、水をよく使うご家庭では交換の回数そのものは増えます。
👇 パック交換のラクさと、選べる天然水3種類について詳しくレビューしています



リターナブルがおすすめな人
環境に配慮したい方、水の費用を少しでも安くしたい方、空ボトルの保管スペースがある方、ゴミを減らしたい方におすすめです。



クリクラ:リターナブル方式の王道といえる、全国対応のサーバーです。水はRO水にミネラルを添加したタイプで、ボトル代が水代に上乗せされない分、宅配水としては手に取りやすい価格帯に収まります。再利用ボトルの衛生面が気になる方でも、無料お試しが用意されているので実際に使ってから判断できます。ただし空ボトルは回収日まで自宅で預かる必要があるため、置き場所だけは先に決めておきたいところです。
👇 リターナブル方式のクリクラについて、料金と空ボトル回収の流れをまとめています



第三の選択肢:浄水型(ボトルなし)
ボトル問題を根本的に解決するなら、水道水浄水型や水道直結型がおすすめです。ボトルの交換・保管・ゴミが一切不要で、月額料金だけで使い放題になります。エブリィフレシャスやハミングウォーター、ウォータースタンドがこのタイプです。



ボトルの管理自体が面倒だと感じる方には、最も手間がかからない選択肢といえます。
ちなみに、契約前に「どの水が好みか」を確かめたいなら、市販の天然水を何種類か飲み比べてみると自分の好みが見えてきます。


まとめ
ワンウェイは「保管が楽で衛生的」、リターナブルは「エコでコスパが良い」のが特長です。ご自身の住環境やライフスタイルに合った方式を選んでみてください。
どちらの方式も気に入らなければ、ボトル自体が不要な浄水型という選択肢もあります。それぞれのメリット・デメリットを比較して、最適な一台を見つけましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. ワンウェイボトルはリサイクルできますか?
はい、PET素材ですのでペットボトルと同じようにリサイクルに出せます。小さく潰してからお住まいの自治体のルールに従って分別してください。
Q. リターナブルボトルの衛生面は本当に大丈夫ですか?
各メーカーが厳格な洗浄・殺菌工程を経て再利用していますので、衛生面で問題はございません。気になる方はメーカーの品質管理体制を公式サイトでご確認ください。
Q. 浄水型サーバーのフィルターはどのくらいの頻度で交換が必要ですか?
多くのメーカーでは4〜6ヶ月に1回の交換が目安です。フィルターは定期的に届くサービスが多いため、交換し忘れる心配も少ないです。
Q. ワンウェイとリターナブルで水の味に違いはありますか?
ボトル方式による味の違いはほとんどございません。味の違いは、使用されている水の種類(天然水かRO水か)や採水地によるものです。
Q. ワンウェイボトルはどのくらい小さく潰せますか?
PET素材のワンウェイボトルは使い切ると自然に潰れる設計になっているものが多く、元のサイズの3分の1程度まで小さくなります。通常のペットボトルと同じ感覚で潰せるので、ゴミ出しの負担は比較的軽いです。
Q. リターナブルボトルの回収日に不在だった場合はどうなりますか?
多くのメーカーでは玄関先に空ボトルを置いておけば回収してもらえます。ただしオートロックのマンションなどでは対応が難しい場合もあるため、事前にメーカーに確認しておくと安心です。





