地震や台風などの自然災害で停電が発生した場合、「ウォーターサーバーの水はちゃんと出せるのかな」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、停電時にサーバーが使えるかどうかはタイプによって大きく異なります。いざという時に慌てないためにも、ご自宅のサーバーの対応状況を事前に把握しておくことが重要です。
この記事では、タイプ別の停電時の使い方から、事前にやっておくべき対策、防災に強いサーバーの選び方まで詳しく解説いたします。
停電時にサーバーが使えるかはタイプ次第
使えるタイプ:ボトル上置き+コック式
ボトルが上にあるタイプは、重力で水が落ちてくる仕組みのため、停電時でもコックをひねれば水が出ます。ただし冷水・温水機能は使えないため、常温水になります。クリクラやアクアクララの一部モデルがこのタイプに該当します。
使えないタイプ:ボトル下置き
電動ポンプで水を汲み上げる方式のため、停電すると水が出ません。コスモウォーターやプレミアムウォーターcadoがこのタイプです。
使えないタイプ:浄水型・水道直結型
電気で浄水する仕組みのため、停電したら機能しません。水道直結型の場合は、水道自体が止まる可能性もあります。
ボトル下置きタイプや浄水型をお使いの方は、停電時に水が一切出せなくなります。別途ペットボトルの備蓄を必ず用意しておきましょう。
備蓄用としては、賞味期限の長い長期保存水をケースで置いておくと、入れ替えの手間が少なくて済みます。

停電時の正しい対応
電源プラグは抜かない(短時間の停電)
数時間程度の停電であれば、プラグは差したままで問題ございません。電気が復旧した際に自動で稼働が再開します。
長時間の停電(24時間以上)の場合
電源プラグを抜いて、温水タンクの水が常温になるのを待ちましょう。長期間電気が使えない場合は、衛生面を考慮してタンク内の水を入れ替えることをおすすめいたします。
復旧後の対応
電気が戻ったら電源を入れ、温水・冷水が適温になるまで30分〜1時間お待ちください。最初のコップ2〜3杯は捨て水してから飲むようにしましょう。
停電に備えてやっておくべきこと
予備ボトルを多めにストック
未開封のボトルが2〜4本あれば、停電時でもそのまま飲料水として使えます。内閣府の防災情報でも、1人1日3L×3日分の水の備蓄が推奨されています。
コック式サーバーを選んでおく
防災面を重視するなら、停電時も水が出るボトル上置き+コック式のモデルを選ぶのが賢明です。
ペットボトルの水も別途備蓄
浄水型や下置きタイプをお使いの方は、別途ペットボトルの水を備蓄しておきましょう。サーバーだけに頼るのはリスクがあります。

未開封のウォーターサーバー用ボトルは製造から約6ヶ月保存できるものが多いです。ローリングストック方式で古い順に使い、常に新しいボトルを補充しておくと効率的です。
停電時に役立つアイテムも準備しよう
カセットコンロは、停電時でもお湯を沸かせる必需品です。総務省消防庁も防災グッズとして推奨しています。
保温ポットは、停電前にサーバーの温水を移しておけば、しばらくはお湯が使えるため便利です。
ヘッドライトがあれば、夜間の停電で暗闇の中でもサーバーから水を注ぐことができます。
停電時に使えるウォーターサーバー
クリクラは、コック式で停電時も水が出せるため、非常用として優秀です。公式サイトでご確認いただけます。
クリクラ:RO水にミネラルを加えた水を、ボトルで届けてもらうタイプです。未開封のボトルを何本かストックしておけば、それがそのまま非常時の飲料水の備蓄になります。先ほど触れた「1人1日3L×3日分」で計算すると4人家族で36L、12Lボトルなら3本ぶんという目安です。契約前に無料で試せるので、置き場所やボトル交換の感覚を確かめてから決められるのも助かります。ただし停電時にそのまま水を出せるのはコック式の機種に限られますので、申し込むときは機種ごとの給水方式をあわせて確認しておいてください。
👇 クリクラのボトルの容量や無料お試しの条件を詳しくまとめています

アクアクララは、コック式モデルがあり、定期メンテナンス付きで安心してお使いいただけます。
アクアクララ:RO水にミネラルを加えたデザインウォーターで、サーバーは7機種から選べます。月額の目安は3,908円〜。注文ノルマがないので、備蓄用にまとめて頼んだ翌月は注文を控える、といった量の調整ができます。備蓄は古いものから使って補充するローリングストックが基本ですので、頼む量を自分で決められるのは扱いやすいところです。ただしあんしんサポート料が月1,100円〜、水の代金とは別にかかります。水を注文しない月にも発生しますので、月額だけでなく年間の総額で見て判断してください。
👇 あんしんサポート料の中身や7機種の違いを、備蓄用途の目線も含めて解説しています



アルピナウォーターは、ボトル上置きのコック式で、水代が低価格帯に収まるため備蓄にも取り入れやすいサービスです。
アルピナウォーター:停電への備えという観点では、サーバーの構造そのものが判断材料になります。スタンダードサーバーはボトルを本体の上に載せる上置き型で、注水口も電気を使わない手動の蛇口式のため、電気が止まっても常温の水を取り出せます。水は硬度1mg/L未満の純水(RO水)で、月額の目安は3,254円〜。注文ノルマがないので、備蓄用に多めに頼んだ翌月は注文を控える、といった調整もしやすい設計です。ただし12L・18.9Lのボトルは関東限定なので、頼めるボトルのサイズだけは先に確認しておいてください。
👇 備蓄として使うときのボトルサイズと注文条件を詳しくまとめています





まとめ
停電時にサーバーが使えるかどうかはタイプ次第です。ボトル上置き+コック式なら停電でも常温水が出せますが、下置き型や浄水型は停電で使えません。
防災面を考えるなら、コック式サーバー+予備ボトルの組み合わせがベストです。いざという時に備えて、日頃から準備を整えておきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 停電中にサーバーの水は衛生的に大丈夫ですか?
未開封のボトルであれば問題ございません。ただし、開封済みのボトルで長時間停電が続く場合は、衛生面を考慮して早めに飲みきるか、復旧後にタンク内の水を入れ替えることをおすすめいたします。
Q. 停電が復旧したらすぐに飲んで大丈夫ですか?
復旧後すぐに飲むのは避けてください。温水・冷水が適温に戻るまで30分〜1時間ほど待ち、最初の2〜3杯は捨て水してから飲むようにしましょう。
Q. ウォーターサーバーは防災用として十分ですか?
コック式のサーバーと予備ボトルがあれば、飲料水の確保に大いに役立ちます。ただし、サーバーだけに頼るのではなく、ペットボトルの備蓄やカセットコンロなども併せて準備しておくことをおすすめいたします。
Q. 停電中にサーバーから異音がした場合はどうすれば良いですか?
停電中は通常、サーバーは動作しないため異音は発生しません。復旧時にコンプレッサーが再稼働する音が聞こえることがありますが、正常な動作音です。異常な音が続く場合は、メーカーのサポートにご連絡ください。
Q. ポータブル電源があればサーバーは動かせますか?
出力が十分なポータブル電源であれば動作する可能性はありますが、サーバーの消費電力は機種によって300〜500W程度必要です。ポータブル電源の容量を考えると長時間の運用は難しいため、停電時はコック式で常温水を使うほうが現実的です。
Q. マンションの受水槽が止まった場合、サーバーは使えますか?
宅配水タイプのサーバーであれば、ボトルに水がある限り使えます。水道直結型や浄水型は水道が止まると使えませんので、マンションにお住まいの方は宅配水タイプの方が災害時に安心です。





