「うちの子に飲ませる水は、水道水で大丈夫なのだろうか」と気になっている飼い主の方は多いのではないでしょうか。
大切なペットの健康のために飲み水にもこだわりたいというお気持ちは、とてもよくわかります。結論から申し上げますと、日本の水道水はペットにも安全です。ただし、水の種類によっては注意が必要なものもございます。
この記事では、ペットに与えてよい水とNGな水、犬と猫それぞれの注意点、そして水分補給の工夫まで詳しく解説いたします。愛するペットの健康管理にお役立てください。
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ペットに最適な水は?
水道水が基本的にベスト
日本の水道水は厳しい水質基準をクリアしており、ペットにも安全です。残留塩素が含まれておりますが、ペットの健康に影響する量ではありません。むしろ塩素が殺菌効果を発揮して、雑菌の繁殖を防いでくれるメリットがございます。
カルキ臭が気になる場合
ペットが水道水を飲みたがらない場合、カルキ臭が原因かもしれません。汲み置きして15分ほど放置するか、浄水器を通すことでカルキ臭は解消されます。ただし塩素を除去した水は雑菌が繁殖しやすくなりますので、こまめに交換してください。

ペットに与えてOKな水・NGな水
OKな水
- 水道水:最も安全で手軽。煮沸しなくても問題なし
- 軟水のミネラルウォーター:硬度100mg/L以下であれば問題なし
- 浄水器の水:カルキ臭がなくなり飲みやすい。こまめに交換が必要
- ペット用ウォーターサーバー:専用の軟水を提供するサービスもあり
NGな水
- 硬水:ミネラル(カルシウム・マグネシウム)が多く、尿路結石のリスクを高める可能性がある。特に猫は要注意
- コントレックス・エビアンなどの硬水:ペットには不向き
- アルカリイオン水:pH値が高く、ペットの体に合わない場合がある
- 水素水:ペットへの効果は不明で、高額な割にメリットが見込めない
犬と猫で気をつけるポイント
犬の場合
犬は体が大きいぶん必要な水分量も多く、体重1kgあたり50~70mlが目安です。散歩後やドッグランの後は特にしっかり水分補給をさせてあげてください。直射日光が当たる場所に水を置いておくと雑菌が繁殖しますので、必ず日陰に置くようにしましょう。
猫の場合
猫はもともと砂漠地帯の動物で、あまり水を飲まない習性がございます。しかし水分不足は腎臓病や尿路結石の原因になるため、なるべく飲んでもらう工夫が必要です。流れる水が好きな猫には、ペット用の循環型給水器がおすすめです。硬水と軟水の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。



ペットに水を飲んでもらう5つの工夫
1. 水飲み場を複数設置する
家の中の複数の場所に水飲みボウルを置いてみてください。猫は食事場所やトイレの近くの水を避ける傾向がございますので、離れた場所に置くのがコツです。
2. 新鮮な水をこまめに交換する
水は最低でも1日2回は交換しましょう。古い水は雑菌が繁殖しておりますし、ペットも新鮮な水のほうを好んで飲みます。
3. 循環型給水器を使う
流れる水に興味を示す猫や犬は非常に多いです。ペット用の循環型給水器(ウォーターファウンテン)を使うと、水を飲む量が増えるケースが多いと報告されております。フィルター付きで清潔を保てるモデルがおすすめです。水道水のカルキ抜き方法については以下の記事でまとめています。



4. ウェットフードを活用する
ドライフードに比べて、ウェットフードは水分含有量が約80%と豊富です。水をあまり飲まない子には、ウェットフードを混ぜるのも有効な方法です。
5. 器の素材や形を変えてみる
陶器・ステンレス・プラスチックなど、素材によって飲み方が変わることがあります。ヒゲが当たるのを嫌がる猫には、広くて浅い器がおすすめです。
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ペットの脱水サイン
- 皮膚をつまんでも戻りが遅い(皮膚の弾力低下)
- 歯茎が乾いている
- 目がくぼんでいる
- 元気がない・食欲がない
- 尿の量が減っている
これらのサインが見られた場合は、すぐに水を飲ませてください。改善しない場合は速やかに動物病院を受診されることをおすすめいたします。


よくある質問
Q. ペット用の水素水は効果がありますか?
現時点では、ペットに対する水素水の効果を示す十分な科学的根拠はございません。高額な費用をかけるよりも、新鮮な軟水をこまめに交換してあげるほうが健康維持に効果的です。
Q. 夏場の水の管理で気をつけることは?
夏場は水が傷みやすくなりますので、1日3回以上の交換をおすすめいたします。また、外で飼育しているペットには日陰に水飲み場を設置し、氷を入れてあげるのも効果的です。
Q. 猫がどうしても水を飲まない場合はどうすればよいですか?
ウェットフードの割合を増やす、水に少量のまたたびを混ぜる、循環型給水器を試すなどの方法がございます。それでも改善しない場合は、獣医師にご相談ください。
まとめ:ペットの水は「軟水」「新鮮」「こまめに交換」が基本
ペットの水は水道水で十分に安全です。硬水を避けて、新鮮な水をこまめに交換してあげることが最も大切です。特に猫は水分不足になりやすいため、飲みやすい工夫を積極的に取り入れてあげてください。
ペットの健康は、毎日の水分補給から始まります。ぜひこの記事を参考に、愛するペットに最適な水環境を整えてあげてください。
参考リンク:
ペットの水に関する追加Q&A
Q. ペットにウォーターサーバーの水を与えても大丈夫ですか?
軟水タイプのウォーターサーバーであれば、ペットにも安心して与えることができます。天然水の場合は硬度を確認し、100mg/L以下の軟水を選ぶようにしてください。RO水(純水)も安全性が高くおすすめです。ただし、ウォーターサーバーの水は塩素が入っていないため、器に入れた水はこまめに交換することが大切です。ミネラルウォーターの選び方については以下の記事で詳しく解説しています。



Q. ペットが水をひっくり返してしまいます。何か対策はありますか?
ペット用の転倒防止ボウルや、重みのあるステンレス製の食器を使うのが効果的です。壁に固定できるタイプのウォーターボトルも便利で、ケージ飼いのペットに特に向いております。また、ノズル式の給水器は水のこぼれを最小限に抑えられるため、やんちゃなワンちゃんや猫ちゃんのいるご家庭におすすめです。器の下に防水マットを敷いておくと、床の水濡れも防げます。
Q. 散歩中のペットの水分補給はどうすればいいですか?
特に夏場の散歩では、必ずペット用の水を持参してください。折りたたみ式のシリコンボウルとペットボトルの水があれば、いつでも水分補給ができます。公園の水飲み場の水は衛生面が心配なこともありますので、できるだけ自宅から持参した水を与えるのが安心です。15~20分おきにこまめに水を与えることで、熱中症の予防にもつながります。


※この記事の情報は一般的な内容です。ペットの健康状態によって適切な水は異なります。かかりつけの獣医師にご相談ください。
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