ウォーターサーバーの水は「ミネラル豊富で体に良い」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。たしかに、ミネラルは私たちの体に欠かせない大切な栄養素です。
しかし実は、ミネラルの摂りすぎにも健康リスクがあることをご存じでしょうか。体に良いからと言って、際限なく摂取して良いわけではありません。
この記事では、ウォーターサーバーの水に含まれるミネラルの過剰摂取リスクと、安全な水選びのポイントについて詳しく解説いたします。ご自身やご家族の健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。
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ミネラルの過剰摂取で起こりうる問題
ミネラルは適量であれば体に良い働きをしますが、過剰に摂取すると思わぬ健康トラブルを引き起こすことがあります。主なミネラルごとに、そのリスクを確認しておきましょう。
マグネシウムの摂りすぎ
マグネシウムを過剰に摂ると、下痢を起こすことがあります。実はマグネシウムは便秘薬の主成分としても使われている成分です。硬水を大量に飲んだときにお腹がゆるくなるのは、このマグネシウムの作用によるものなのです。
普段から胃腸が弱い方や、お腹を壊しやすい方は特に注意が必要です。
カルシウムの摂りすぎ
カルシウムの過剰摂取は、腎臓結石のリスクを高める可能性があります。ただし、水からの摂取量だけで過剰になることは稀で、サプリメントとの併用時に注意が必要です。
カルシウムは骨を丈夫にする大切な栄養素ですが、摂りすぎれば体の中で結石という形で蓄積されてしまう場合があります。
ナトリウムの摂りすぎ
ナトリウム(塩分)が多い水は高血圧のリスクにつながります。ただし、日本のウォーターサーバーに含まれるナトリウム量はごく微量ですので、水だけで塩分過多になることはほぼありません。
日頃の食事で塩分を多く摂りがちな方は、水からのナトリウム摂取量にも意識を向けておくと安心です。

日本のウォーターサーバーで過剰摂取になる?
結論から申し上げると、日本のウォーターサーバーの水だけでミネラル過剰摂取になる可能性は非常に低いです。
その理由は、日本のサーバーに使われる水のほとんどが軟水(硬度20〜80mg/L)で、ミネラル含有量が少ないためです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、カルシウムの耐容上限量は1日2,500mg、マグネシウムはサプリメント等からの上限が350mgとされています。サーバーの水を1日2L飲んだとしても、カルシウムは10〜30mg程度しか摂取できません。上限量には遠く及ばない数値です。
日本のウォーターサーバーの水は軟水がほとんどです。1日2Lの飲用では、ミネラルの過剰摂取を心配する必要はありません。
注意が必要なケース
日本のウォーターサーバーの水では問題なくても、以下のようなケースでは注意が必要です。それぞれ具体的に見ていきましょう。
海外の硬水を大量に飲む場合
コントレックス(硬度1468mg/L)のような超硬水を毎日大量に飲むと、マグネシウムの摂りすぎで下痢になることがあります。ダイエット目的で硬水を飲んでいる方は、1日の摂取量を適切に管理することが大切です。
腎臓に持病がある場合
腎臓の機能が低下している方は、ミネラルの排出能力が下がっている状態です。水の種類や摂取量について、必ずかかりつけ医に相談のうえで選択されることをおすすめいたします。
赤ちゃんに硬水を与える場合
赤ちゃんの内臓は未発達のため、硬水に含まれるミネラルは大きな負担になります。赤ちゃんには軟水またはRO水を選ぶことが鉄則です。
ミネラルサプリと併用する場合
サプリメントでカルシウムやマグネシウムを摂取している方は、水からの摂取量も合わせてトータルで考えることが重要です。国立健康・栄養研究所のサイトで各ミネラルの耐容上限量を確認できますので、参考になさってください。

適切なミネラル摂取のための水選び
ご自身やご家族の状況に合わせて、最適な水質のサーバーを選ぶことが健康的な水分補給の第一歩です。それぞれのケース別にご紹介いたします。
健康な大人の場合
日本の軟水サーバーであれば、基本的にどの製品を選んでも安心です。ミネラル摂取は食事からがメインとなりますので、水はあくまで補助的な位置づけとお考えください。
赤ちゃん・幼児の場合
RO水か硬度30mg/L以下の超軟水がベストです。信濃湧水(硬度16mg/L)やフレシャス(硬度21mg/L)は、赤ちゃんにも安心してお使いいただける水質となっています。
ペットと暮らしている場合
ペットにはRO水が最も安全です。硬度60mg/L以下の軟水でも問題ありません。クリクラのRO水はペットにも安心な水質として定評があります。
腎臓に不安がある場合
かかりつけ医に相談のうえ、適切な硬度の水を選んでください。一般的にはRO水か低硬度の軟水が推奨されています。
持病がある方、妊娠中の方、乳幼児に使う場合は、事前に医師に相談されることをおすすめいたします。安全を最優先に水選びをしましょう。

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よくある質問
Q. 硬水と軟水の違いは何ですか?
硬水はカルシウムとマグネシウムが多く含まれる水(硬度120mg/L以上)、軟水はそれらが少ない水(硬度120mg/L未満)です。日本の水道水やウォーターサーバーの多くは軟水に分類されます。
Q. ウォーターサーバーの水だけでミネラル不足になりませんか?
ミネラルの主な摂取源は食事ですので、水だけでミネラル不足になることはありません。バランスの良い食事を基本に、水は補助的な役割として捉えていただくのが適切です。
Q. RO水はミネラルが全く含まれていないのですか?
RO(逆浸透膜)処理された水は、不純物とともにミネラルもほぼ除去されています。ただし、メーカーによっては処理後にミネラルを添加している場合もあります。日本水道協会のサイトでも、水質に関する基礎知識を確認できます。
まとめ
日本のウォーターサーバーの水でミネラル過剰摂取になるリスクはほぼありません。日本の水はほとんどが軟水であり、1日の推奨摂取量を超えることは考えにくい水質です。
ただし、海外の超硬水を大量に飲む場合、腎臓に持病がある方、赤ちゃんやペットに与える場合は注意が必要です。「ミネラル豊富=健康に良い」とは限りませんので、ご自身の体調やご家族の状況に合った水質を選ぶことが大切です。
安全で健康的な水分補給のために、この記事の情報をお役立ていただければ幸いです。
もっと知りたいQ&A
Q. 妊娠中はミネラルの多い水を飲んだほうがいいですか?
妊娠中はカルシウムやマグネシウムの必要量が増えますが、水だけで補おうとする必要はありません。バランスの良い食事が基本で、水は軟水で十分です。硬水を大量に飲むとお腹がゆるくなる場合もあるため、かかりつけ医に相談のうえ選んでください。
Q. 硬度の数値はどこで確認できますか?
各メーカーの公式サイトや商品ラベルに「硬度」として記載されています。水道水の硬度はお住まいの地域の水道局のサイトで確認できます。日本の水道水はほとんどが硬度20〜80mg/Lの軟水です。
Q. ミネラルウォーターとウォーターサーバーの水はミネラル量が違いますか?
市販のミネラルウォーターもサーバーの天然水も、ミネラル量は採水地によって決まります。同じ軟水であればミネラル量に大きな差はありません。硬度の数値を比べることで、どちらがミネラルを多く含むか簡単に判断できます。

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