赤ちゃんのミルク作りに使う水選びは、多くのパパ・ママが悩むポイントです。「水道水でいいの?」「天然水はミネラルが多すぎない?」そんな不安を抱えている方に知ってほしいのが、RO水(逆浸透膜ろ過水)という選択肢です。
この記事では、RO水が赤ちゃんのミルク作りに適しているとされる理由を、根拠とともに分かりやすく解説します。選び方のポイントやミルクの作り方まで網羅しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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赤ちゃんのミルク作りに使う水の条件
赤ちゃんのミルク(粉ミルク・液体ミルク)を作るときの水には、いくつかの条件があります。
- 軟水であること(硬度60mg/L以下が目安)
- 塩素やカルキ臭がないこと
- 細菌・ウイルスが除去されていること
- 余計な化学物質が含まれていないこと
- 粉ミルクの栄養設計を崩さないこと
赤ちゃんの消化器官は生後しばらく未発達な状態です。大人なら問題なく処理できるミネラル量でも、赤ちゃんにとっては胃腸への負担になることがあります。そのため、ミネラル含有量が少ない軟水がミルク作りに適しているとされています。粉ミルクメーカーも、日本の水道水(軟水)で溶かすことを前提に栄養バランスを設計しています。
RO水がミルク作りに適している4つの理由
理由1:不純物がほぼ完全に除去されている
RO膜(逆浸透膜)は0.0001ミクロンという超微細なフィルターです。塩素・細菌・ウイルス・重金属・農薬残留物など、水道水に含まれるほとんどの不純物を除去できます。水道水にはトリハロメタン(消毒副生成物)や鉛(古い水道管由来)などの微量物質が含まれることがありますが、RO膜はこれらもほぼ完全に除去できます。赤ちゃんが口にする水として、安全性の面で非常に優れています。
理由2:ミネラル含有量がほぼゼロ(超軟水)
RO膜はミネラル(カルシウム・マグネシウムなど)も除去するため、ろ過後の水は硬度がほぼ0mg/Lの超軟水になります。硬度の高い水で粉ミルクを作ると、ミルクのミネラル総量が設計値を超えてしまい、赤ちゃんの腎臓に余計な負担がかかる可能性があります。RO水ならミネラルがほぼゼロのため、粉ミルクの栄養設計どおりのバランスで調乳できるのが大きなメリットです。

理由3:産婦人科や医療現場でも使われている
RO水は純度の高さから、産婦人科や医療施設でも活用されています。医療現場で使用される精製水もRO膜ろ過が基本技術のひとつです。医療現場で使われている実績があることは、赤ちゃんへの安全性を裏付ける指標といえます(参考:ハワイウォーター公式コラム)。
理由4:煮沸なしで使えるウォーターサーバーが多い
水道水でミルクを作る場合、塩素やトリハロメタンを除去するために10分以上の煮沸が推奨されます。しかし、RO水のウォーターサーバーならすでに不純物が除去されているため、サーバーのお湯をそのまま使えるのが大きなメリットです。夜中の授乳でも3〜5分でミルクが完成します。水道水で作る場合は煮沸に10分以上、冷ますのにさらに10〜20分かかるため、合計30分近い時短になるケースもあります。
RO水と天然水、ミルク作りにはどちらが良い?
天然水も日本国内のものはほとんどが軟水なので、ミルク作りに使えないわけではありません。ただし、採水地によっては硬度が50〜80mg/L程度のものもあるため、選ぶ際に硬度を確認する必要があります。
| 比較項目 | RO水(純水) | RO水(ミネラル添加) | 天然水(軟水) |
|---|---|---|---|
| 硬度 | ほぼ0mg/L | 20〜30mg/L | 20〜80mg/L程度 |
| 不純物除去 | ほぼ完全 | ほぼ完全 | 天然ろ過+殺菌処理 |
| ミルクとの相性 | 非常に良い | 良い | 軟水なら問題なし |
| コスト | 安め | 安め〜中程度 | やや高め |
安全性を最優先にするならRO水、味わいやミネラルも楽しみたいなら軟水の天然水、という考え方で選ぶと良いでしょう。天然水とRO水の違いについては天然水とRO水の違いとは?で詳しく解説しています。

ミルク作りに向いているサーバーの選び方
温水の温度をチェック
粉ミルクは70度以上のお湯で溶かすことがWHOおよびFAOの調乳ガイドラインで推奨されています。これはサルモネラ菌やクロノバクター・サカザキ菌を不活性化するためです。ウォーターサーバーの温水温度が70〜90度の範囲にあるモデルを選びましょう。弱温水モード搭載モデルなら冷まし時間をさらに短縮できます。
チャイルドロック機能
赤ちゃんがいるご家庭では、温水の誤出水を防ぐチャイルドロック機能は必須です。冷水にもロックがかかるダブルロック機能付きのモデルだとさらに安心です。ハイハイやつかまり立ちを始める生後6ヶ月以降は、赤ちゃんがサーバーに手を伸ばすことがあるため注意が必要です。
静音性と設置場所
夜中の授乳時にサーバーの動作音が大きいと、せっかく寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまうことも。静音設計のモデルを選ぶと、夜間でも気兼ねなく使えます。卓上タイプならカウンターの上に置けるため、赤ちゃんの手が届かない安全な場所に設置できます。
注文ノルマと休止制度
赤ちゃんの月齢が進んでミルクの回数が減ると、水の消費量も減ります。注文ノルマが緩い、または配送スキップができるメーカーを選んでおくと無駄な出費を抑えられます。

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ミルク作りの手順(ウォーターサーバー使用時)
- 哺乳瓶を消毒して清潔な状態にする
- 粉ミルクを哺乳瓶に入れる(メーカー指定の量を正確に計量)
- ウォーターサーバーの温水(70度以上)を、できあがり量の2/3程度入れる
- 哺乳瓶を優しく振って粉ミルクを完全に溶かす
- 残りの1/3をウォーターサーバーの冷水で足して、人肌(約40度)に調整する
- 手首の内側に数滴落として温度を確認してから飲ませる
調乳向けのサーバー選びは調乳に最適なウォーターサーバー比較も参考になります。
水道水でミルクを作るのはダメなの?
日本の水道水は世界的に見ても安全性が高く、粉ミルクメーカーも水道水での調乳を前提に製品設計しています。そのため、水道水でミルクを作ること自体は問題ありません。ただし、塩素除去のため10分以上の煮沸が推奨されること、古い集合住宅では貯水タンクの衛生状態が気になること、夜中に毎回煮沸するのは育児の負担になりやすいことなどの注意点があります。
よくある質問
Q. RO水のミネラル添加タイプは赤ちゃんに使える?
使えます。添加量は軟水の範囲内に調整されているため、赤ちゃんのミルク作りに支障はありません。より安心を求めるなら純水タイプを選ぶのも手です。
Q. いつからRO水以外の水を飲ませていい?
一般的に、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃から、軟水の天然水やミネラルウォーターを少しずつ取り入れていくご家庭が多いです。不安な場合はかかりつけの小児科医に相談してください。赤ちゃんに水はいつから?も参考にどうぞ。
Q. 水道水を煮沸すればRO水と同じ?
煮沸で除去できるのは塩素と一部の有機物質です。重金属や硝酸性窒素などは煮沸では除去できないため、RO膜ろ過とは除去性能が異なります。ただし日本の水道水は水質基準が厳しく、煮沸した水道水でミルクを作ることも問題ないとされています。
Q. ミネラルウォーターでミルクを作ってはいけない?
日本国内のミネラルウォーターの多くは軟水なので使えます。ただし海外産の硬水(エビアン、コントレックスなど)は硬度が高いためミルク作りには適しません。ラベルの硬度表記を確認し、硬度60mg/L以下を選んでください。
Q. ウォーターサーバーの衛生面は大丈夫?
定期的なメンテナンスを行えば衛生面の問題はほぼありません。多くのメーカーが自動クリーニング機能を搭載しています。注水口はこまめに拭き取り、開封したボトルは2週間以内に使い切ることを心がけてください。
Q. 外出先でRO水が手に入らない場合は?
外出先でRO水が手に入らない場合は、コンビニやドラッグストアで「赤ちゃん用」「調乳用」と書かれたミネラルウォーターを選びましょう。硬度が低い軟水であれば問題なく調乳に使えます。国産のい・ろ・は・すやサントリー天然水も硬度30mg/L前後の軟水なので、緊急時には十分に代用可能です。

Q. ペットボトルの水でミルクを作る場合の注意点は?
ペットボトルのミネラルウォーターでミルクを作る場合は、まずラベルの硬度表記を確認して60mg/L以下の軟水であることを確認してください。海外産の硬水(コントレックスやゲロルシュタイナーなど)は絶対に使わないでください。また、ペットボトルの水は70度以上に加熱してから調乳する必要があります。電子レンジでの加熱は温度ムラが出やすいため、鍋やケトルで温めるのが安全です。
まとめ
RO水が赤ちゃんのミルク作りに適している理由は、不純物がほぼ完全に除去された超軟水であり、粉ミルクの栄養設計を崩さず安全に調乳できるからです。産婦人科での使用実績がある点も安心材料です。
ウォーターサーバーを導入すれば、煮沸の手間なく素早くミルクが作れるため、育児の負担軽減にもつながります。RO水のサーバーを比較したい方はRO水ウォーターサーバーおすすめ、赤ちゃん向けのサーバー全般は赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバーをチェックしてみてください。

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