当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています

ミネラルウォーターのpH値とは?アルカリ性と酸性の違いをわかりやすく解説

水の基礎知識

ミネラルウォーターのラベルに書かれている「pH値」。なんとなく目にしたことはあっても、実際にどういう意味なのか、体にどう影響するのかをきちんと理解している方は少ないかもしれません。

この記事では、pH値の基本的な意味から、アルカリ性と酸性の違い、ミネラルウォーター選びにどう関係するのかまで詳しく解説していきます。水選びの新たな視点として、ぜひ参考にしてみてください。

ナビ助
ナビ助
pH値って理科の授業で習ったやつだよね。水選びにも関係してくるから、ここでしっかり復習しておこう!

pH値とは?基本のキから解説

pHとは「水素イオン指数」のことで、水溶液が酸性なのか、中性なのか、アルカリ性なのかを示す指標です。0から14までの数値で表され、以下のように分類されます。

ポイント
  • pH 0〜6.9:酸性(数値が小さいほど強い酸性)
  • pH 7.0:中性
  • pH 7.1〜14:アルカリ性(数値が大きいほど強いアルカリ性)

身近なもので例えると、レモン汁はpH約2の強い酸性、食酢はpH約3、石けん水はpH約10のアルカリ性、漂白剤はpH約13の強いアルカリ性です。人間の血液はpH7.35〜7.45の弱アルカリ性に保たれており、この範囲が健康な状態とされています。体内には緩衝作用という仕組みがあり、食べ物や飲み物のpHに関係なく、血液のpHはほぼ一定に維持されます。

pHの値は対数で表されているため、pH6とpH7の差は10倍の水素イオン濃度の違いを意味します。つまり、pH5の液体はpH7の液体の100倍の水素イオン濃度を持っていることになります。数値の差が小さく見えても、実際の性質は大きく異なるという点を覚えておくと役立ちます。

ミネラルウォーターのpH基準はどうなっている?

日本で販売されるミネラルウォーター類は、食品衛生法の基準に基づいて品質管理されています。厚生労働省の水質基準では、飲料水のpHは5.8以上8.6以下と定められており、市販のミネラルウォーターはすべてこの範囲内に収まっています。

つまり、コンビニやスーパーで売っているミネラルウォーターであれば、極端な酸性やアルカリ性のものはなく、弱酸性から弱アルカリ性の安全な範囲です。一部の例外として、温泉水由来の飲料水はpH9を超えるものもありますが、これらも食品として販売が認められた安全な商品です。

代表的なミネラルウォーターのpH値

  • い・ろ・は・す:pH約7.0(中性)
  • サントリー天然水(南アルプス):pH約7.0(中性)
  • エビアン:pH7.2(弱アルカリ性)
  • クリスタルガイザー:pH約6.8〜7.2(中性〜弱アルカリ性)
  • コントレックス:pH7.4(弱アルカリ性)
  • キリン アルカリイオンの水:pH8.8〜9.4(アルカリ性)
  • 温泉水99:pH9.9(高アルカリ性)

国産の一般的なミネラルウォーターはpH7.0前後の中性が多く、硬水のヨーロッパ産はやや弱アルカリ性寄りになる傾向があります。

ナビ助
ナビ助
普通に売ってるミネラルウォーターは基準を満たしてるから、pH値で心配する必要はほとんどないよ。安心してね。

pHと硬度の関係

pH値と硬度は別の指標ですが、間接的に関連しています。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多い硬水は、アルカリ性寄りになる傾向があります。これは、カルシウムやマグネシウムが水中で水酸化物イオンを生成しやすいためです。逆に、ミネラル含有量が少ない軟水は中性に近くなります。

ただし、pHと硬度は必ずしも比例するわけではありません。水源の地質や採水条件、溶け込んでいるガスの種類によってもpHは変化します。たとえば天然炭酸水は、ミネラルが豊富でもCO2が溶け込んでいるため酸性寄りになることがあります。両方の数値をラベルで確認するのが確実です。

硬水と軟水の違いについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

硬水と軟水の違いとは?味や使い分けを徹底解説

アルカリ性の水を飲むとどうなる?

アルカリイオン水の特徴

「アルカリイオン水」や「電解水素水」と呼ばれる水は、水を電気分解してpHを高くしたものです。pH8〜10程度のアルカリ性で、家庭用アルカリイオン整水器は管理医療機器として認可されており、胃腸症状の改善効果が認められた製品もあります。ただし「管理医療機器として効果が認められた」のは整水器という機器に対してであり、市販のアルカリ性ミネラルウォーターがその効果を謳えるわけではありません。

注意
  • pH9を超えるアルカリ性の水を大量に飲むと、下痢を起こすことがあると言われています
  • 胃酸の殺菌作用を弱める可能性があるため、空腹時の大量摂取は避けたほうが無難です
  • 薬を服用している方は、薬の吸収に影響する可能性があるため医師に相談してください
  • 乳幼児にはpHの高い水は避け、中性に近い軟水を使うのが安心です

アルカリ性の水が「体にいい」と聞くことがありますが、人間の体液は緩衝作用によってpHが一定に保たれる仕組みがあるため、飲む水のpHだけで体質が劇的に変わるということはありません。過度な期待は禁物です。

酸性の水の特徴と用途

pH値が7.0より低い水は酸性に分類されます。天然の酸性水としては火山性の温泉水などが知られています。酸性の水はさっぱりした味わいで、収れん作用(肌を引き締める作用)があるとされ、洗顔や化粧水として使われることもあります。

炭酸水はCO2が溶け込むことでpHが下がり、pH3.5〜4.5程度の弱酸性になります。炭酸水に含まれる酸は炭酸(H2CO3)で非常に不安定な弱い酸であり、胃に入ったあと速やかに水とCO2に分解されるため、日常的な飲用で問題になることはほぼありません

炭酸水の効果やメリット・デメリットについて詳しくはこちらをどうぞ。

炭酸水の効果・メリット・デメリットを解説

ナビ助
ナビ助
炭酸水が弱酸性だからって、体に悪いわけじゃないんだよ。むしろ食事のお供にぴったりだったりするんだ。

pH値でミネラルウォーターを選ぶべき?

結論から言うと、pH値だけを基準にミネラルウォーターを選ぶ必要はありません。市販品はすべて飲料水基準を満たしているためです。

ポイント

水選びの優先順位は以下がおすすめです。

  1. 味の好み:飲みやすいと感じるかが一番大切
  2. 硬度:ミネラル補給が目的なら硬度をチェック
  3. 用途:赤ちゃんのミルク・料理・運動後の水分補給など
  4. 価格とコスパ:毎日飲むものだから経済性も重要
  5. pH値:特別なこだわりがある場合に参考にする程度でOK

pH値に関するよくある質問

Q. アルカリ性の水を飲めば体がアルカリ性になる?

いいえ、人間の体には血液のpHを一定に保つ緩衝機能が備わっているため、飲料水のpHで体液のpHが大きく変わることはありません。体内のpH調節は主に肺と腎臓が担っています。

Q. pH値が高い水は味にクセがある?

pH値が高い水は、ぬるっとした口当たりになることがあります。温泉水99(pH9.9)などはとろみのような感触があると言われますが、pH8程度であれば味の違いはほとんど感じません。

Q. 赤ちゃんに飲ませる水のpH値は?

pH7.0前後の中性に近い軟水が適しています。国産のい・ろ・は・すやサントリー天然水はpH7前後で、ミルク作りに適しています。

Q. pHが違うと味も変わる?

微妙ではありますが影響します。弱酸性の水はキリッとした爽快感、弱アルカリ性の水はまろやかでやわらかい口当たりに感じられることが多いです。ただし味に影響する要素はpHだけでなく、硬度やミネラルの種類、水温なども関係します。

ミネラルウォーターの銘柄選びで迷ったら、こちらの記事もどうぞ。

ミネラルウォーターのおすすめ銘柄を徹底紹介

Q. 水のpH値は時間とともに変わる?

ペットボトルを開封すると、空気中の二酸化炭素が水に溶け込み、pH値がわずかに低下する(酸性寄りになる)ことがあります。ただし日常の飲用で問題になるほどの変化ではありません。未開封であれば品質は安定しています。

Q. pH試験紙で自宅の水のpHを測れる?

はい、薬局やネット通販で入手できるpH試験紙(リトマス試験紙より精度の高いユニバーサルpH試験紙)を使えば、おおよそのpH値を調べることができます。デジタルpHメーターならさらに正確に測定可能です。水道水のpHは地域によって差があるため、気になる方は一度確認してみるのもよいでしょう。

ナビ助
ナビ助
pH試験紙は100円ショップでも見かけることがあるよ。自宅の水道水と市販のミネラルウォーターを比べてみると面白い発見があるかもしれないね。

Q. 料理に使う水のpHは味に影響する?

微妙ではありますが影響します。弱アルカリ性の水で炊いたごはんはふっくら仕上がりやすく、弱酸性の水は素材の色を鮮やかに保つのに向いているとされています。和食の出汁には中性〜弱アルカリ性の軟水が適しており、酸性寄りの水だとうまみ成分の抽出が弱まることがあります。日常の料理でpHを厳密に気にする必要はありませんが、こだわる方はラベルを確認してみてください。

Q. 天然水と水道水、pH値に違いはある?

日本の水道水のpH値は水質基準で5.8〜8.6の範囲に管理されており、実測値はおおむねpH6.5〜7.5程度です。天然水も同じような範囲に収まることが多いですが、採水地の地質や地下水の滞留時間によって微妙に異なります。一般的に石灰岩質の地層を通った水はアルカリ性寄り、火山性の地層を通った水はやや酸性寄りになる傾向があります。

まとめ

pH値はミネラルウォーターの性質を示す指標のひとつですが、市販品はすべて飲料水基準を満たしているため、過度に気にする必要はありません。アルカリ性の水を飲んだからといって体質が大きく変わるわけではなく、酸性の炭酸水が体に悪いわけでもありません。大切なのは、自分の味の好みや用途に合った水を選ぶことです。

ナビ助
ナビ助
pH値は参考程度に見ておけばOKだよ。それよりも「おいしい」「飲みやすい」って感じる水を選ぶのが長続きのコツだね!

水の硬度とミネラルの関係についてはこちらの記事もチェックしてみてください。

水の硬度とは?計算方法や軟水・硬水の違いをわかりやすく解説

タイトルとURLをコピーしました