「ウォーターサーバーは結局、月にいくらかかるのか」という疑問は、導入を検討するうえで最も重要なポイントです。水代だけを見て「安い」と判断して契約した結果、レンタル料や電気代を含めたら想定以上に高かった、というケースは決して珍しくありません。
ウォーターサーバーの費用を正しく把握するためには、水代・レンタル料・電気代・送料を含めた「月額トータルコスト」で比較することが不可欠です。
この記事では、主要メーカーの費用を月額トータルコストで比較し、本当にお得なウォーターサーバーはどれなのかを解説いたします。世帯人数別のシミュレーションも掲載していますので、ご自身の状況に合わせてご参考ください。
ウォーターサーバーにかかる費用の内訳
まず、ウォーターサーバーの月額費用がどのような要素で構成されているのか整理しましょう。
1. 水代
最も大きな費用項目です。天然水かRO水かで価格が異なり、一般的に天然水のほうがやや高めです。12Lボトルで1,500〜2,100円程度が相場となっています。
2. サーバーレンタル料
無料のメーカーもあれば、月500〜1,100円かかるメーカーもあります。レンタル無料でも水代に上乗せされているケースがあるため、トータルで比較しないと正確な判断ができません。
3. 電気代
見落としがちなのが電気代です。月500〜1,000円程度が一般的で、エコモード搭載サーバーなら月300〜500円に抑えることが可能です。
4. 送料・配送料
自社配送なら無料のことが多いですが、宅配便配送だと地域によって送料がかかる場合があります。契約前に確認しておきましょう。
5. メンテナンス費用
一部のメーカーでは、定期メンテナンスやサポート料が別途発生します。月額に含まれているケースもあるため、契約前の確認が重要です。
受け皿やボトル差込口まわりの水垢は自分で拭き取れる範囲です。掃除用のクエン酸を1袋常備しておくと、こうした日常のお手入れを自分でまかなえます。※本体内部の洗浄方法は必ず各メーカーの取扱説明書に従ってください。

主要メーカー8社の月額費用比較
2人暮らしで月24L使用を前提に、各社の費用を比較します。
天然水タイプ
| メーカー | 水代(24L) | レンタル料 | 電気代目安 | 月額合計 |
|---|---|---|---|---|
| プレミアムウォーター(3年パック) | 3,662円 | 0円〜1,100円 | 約500円 | 約4,162〜5,262円 |
| コスモウォーター | 4,104円 | 0円 | 約384円 | 約4,488円 |
| フレシャス(dewo) | 4,992円(28.8L) | 0円〜550円 | 約330円 | 約5,322〜5,872円 |
| 信濃湧水 | 3,240円(22.8L) | 0円〜330円 | 約800円 | 約4,040〜4,370円 |
| うるのん | 3,900円 | 0円〜330円 | 約513円 | 約4,413〜4,743円 |
プレミアムウォーター:表のいちばん上にある3,662円は3年パックの価格で、長い契約期間とセットになった水代である点は押さえておきたいところです。水は加熱殺菌を行わない非加熱処理の天然水で、amadanaやcadoとコラボしたデザインモデルも選べます。妊娠中の方や小さなお子さまがいるご家庭向けの「マムクラブ」も用意されています。ただし最低利用期間は2〜3年と長めで、途中でやめると解約金がかかります。月額の数字だけで決めず、その期間ずっと使い続けられそうかを先に考えておくと安心です。
👇 マムクラブや契約期間の条件まで含めて、料金の中身を詳しくまとめています

コスモウォーター:表のとおり水代は24Lで4,104円、レンタル料は0円という組み立てで、月額の見通しが立てやすいメーカーです。ボトルを足元にセットする方式なので、12Lの水を肩の高さまで持ち上げる必要がありません。天然水は3つの産地から選べ、使うたびに新鮮な状態を保つ鮮度キープシステムを備えています。ただしsmartプラスNextは3年以内の解約で20,900円かかるため、月額だけでなく解約金まで含めて費用を見ておくと安心です。
👇 足元交換の使い勝手と、月額の内訳を詳しくまとめています



フレシャス:表のdewoは28.8L分の水代なので、24L換算で見ると他社と近い水準に収まります。電気代の目安が約330円と低めで、省エネ設計のぶん、月額のうち電気代が膨らみにくいのが費用面での持ち味です。水は7.2kgの軽量パック式で交換の負担が軽く、静音設計でグッドデザイン賞も受賞しています。天然水は3種類から選べます。ただし1〜2年以内の解約で9,900〜16,500円かかる点と、コーヒーメーカー一体型のSlat+cafeは前月3箱以上という無料条件を満たさないと月1,320円が発生する点は、申し込む前に確認しておいてください。
👇 電気代やレンタル料まで含めた実際の月額を詳しくまとめています



信濃湧水:天然水タイプのなかでは、月額の合計を抑えやすいメーカーです。水代が22.8Lで3,240円〜と、天然水としては低価格帯に収まります。水は北アルプスの天然水で、硬度16mg/Lの超軟水。クセのないやわらかい飲み口なので、そのまま飲むだけでなく料理やお茶にも使いやすい水質です。天然水の味は譲りたくないけれど費用は抑えたい、という方に向いています。
👇 超軟水の味わいと、月額の内訳を詳しくまとめています



RO水タイプ
| メーカー | 水代(24L) | レンタル料等 | 電気代目安 | 月額合計 |
|---|---|---|---|---|
| アクアクララ | 2,808円 | あんしんサポート料1,100円 | 約800円 | 約4,708円 |
| クリクラ | 3,180円 | 0円(あんしんサポート460円) | 約756円 | 約4,396円 |
| アルピナウォーター | 2,484円 | 629円 | 約800円 | 約3,913円 |
アクアクララ:RO水にミネラルを添加した「デザインウォーター」を扱うメーカーです。表にある2,808円はあくまで水代で、これとは別にあんしんサポート料が月1,100円〜かかるため、費用を出すときは必ず両方を足して計算してください。一方で注文ノルマがないので、水を頼まなかった月の水代はかかりません。使う量が月によって大きく変わるご家庭なら、この調整幅がそのまま月額に効いてきます。サーバーは7機種から選べます。
👇 ノルマなしの仕組みと、サポート料まで含めた実質の月額を詳しくまとめています



アルピナウォーター:RO水タイプのなかで月額を抑えやすいメーカーですが、それ以上に費用の見通しが立てやすいのは、料金の組み立てがシンプルだからです。毎月の支払いは「サーバーレンタル料+注文したボトル代」だけで、初期費用もメンテナンス料もかかりません。レンタル料が月770円の機種も用意されていて、月額の目安は3,254円〜という低価格帯です。ただし単価が下がる12L・18.9Lのボトルは関東限定で、それ以外の地域は送料が別途かかります。住む地域で条件が変わる点だけは、費用を計算する前に確認しておいてください。
👇 レンタル料・ボトル代・解約手数料まで、かかる費用を一つずつ詳しくまとめています



- 水代だけで判断しない:レンタル料やサポート料を含めると逆転するケースがある
- 使用量で最安が変わる:月24Lと月48Lでは最安メーカーが異なることも
- 年間コストで考える:月500円の差でも年間6,000円、3年で18,000円の差になる
世帯別の月額費用シミュレーション
一人暮らし(月12〜18L使用)
月額3,000〜4,000円程度が目安です。注文ノルマが24Lのメーカーが多いため、配送スキップを活用して調整する必要があります。一人暮らしなら注文ノルマが緩いアクアクララやクリクラが使いやすいでしょう。
2人暮らし(月24〜36L使用)
月額4,000〜6,000円程度が一般的です。ほとんどのメーカーの標準プランでカバーできる使用量のため、選択肢が最も広い世帯と言えます。
4人家族(月36〜48L使用)
月額6,000〜8,000円程度が見込まれます。水の使用量が増える分、水の単価が安いメーカーを選ぶ効果が大きくなります。年間で数万円の差が出てくるため、しっかりと比較検討することをおすすめします。


ペットボトル購入 vs ウォーターサーバー
ペットボトル(2Lを箱買い)の場合
- 2L×6本入り:約500〜800円
- 月24L使用:約1,000〜1,600円
- 年間:約12,000〜19,200円
この金額はブランドや購入先で幅がありますので、比較の起点として現在の相場を一度確認しておくと、サーバーの月額が妥当かどうかを判断しやすくなります。
ウォーターサーバーの場合
- 月24L使用:約4,000〜5,500円
- 年間:約48,000〜66,000円
純粋な水の費用だけならペットボトルのほうが安くなります。しかし、ウォーターサーバーには「温水がすぐ使える」「冷水がいつでも飲める」「買い物の手間がない」「ゴミが減る」という大きなメリットがあります。温水がすぐに出るだけでも、料理やミルク作りの場面では大きな価値があると言えるでしょう。
初期費用と解約金もチェック
初期費用
ほとんどのメーカーで初期費用は無料です。ただし、一部で事務手数料が3,300円程度かかる場合があります。キャンペーンで無料になることも多いため、タイミングを見て申し込むのも一つの方法です。
解約金の比較
各社の解約金を一覧で確認したい方は以下の記事をご覧ください。



- プレミアムウォーター:3年以内の解約で15,000〜20,000円
- コスモウォーター:smartプラスNextは3年以内の解約で20,900円
- フレシャス:1〜2年以内の解約で9,900〜16,500円
- アクアクララ:通常プランは1年以内の解約で6,600円
「とりあえず試してみたい」という方は、解約金が安い or 最低利用期間が短いメーカーを選ぶと安心です。クリクラのように無料お試し期間があるメーカーもあります。
クリクラ:費用面の不安が大きい方にとって、お金をかけずに実際の使い勝手を確かめてから契約を判断できるのは大きな利点です。解約金が気になって一歩を踏み出せない、という方とは特に相性がよいメーカーと言えます。水はRO水にミネラルを添加したタイプで、水代は上の表のとおり24Lで3,180円。全国に対応しているので、引っ越しの多い方でも使い続けやすい選択肢です。
👇 サポート料まで含めた実質の月額を詳しくまとめています



費用を抑えるコツ
- エコモード搭載サーバーを選ぶ:電気代が年間数千円変わる
- 長期契約プランを活用:水代が割引になることが多い
- 乗り換えキャンペーンを利用:他社からの乗り換えで解約金負担やキャッシュバックがある
- 必要以上に注文しない:配送スキップを活用して無駄を減らす
よくある質問(FAQ)
Q. 浄水型と宅配型、費用面ではどちらが有利ですか?
月の水消費量が36L以上なら、浄水型(月額3,300円定額)のほうが安くなる可能性が高いです。24L程度であれば、宅配型のRO水プランと浄水型の差はそれほど大きくありません。ご自身の使用量に合わせて選ぶのが最善です。
自分の消費量がわからない方は、容量が決まったボトルに水を移して1週間過ごしてみると、月の使用量をおおまかに逆算できます。外出時にそのまま持ち出せば、ペットボトルの購入も減らせます。
Q. キャンペーンはいつ実施されていますか?
各メーカーとも年間を通じて何かしらのキャンペーンを実施しています。特に新生活シーズンの春と、年末は大型キャンペーンが多い傾向にあります。
Q. 費用比較サイトの情報は信頼できますか?
比較サイトによって掲載条件(水の使用量、プラン、電気代の算出方法など)が異なるため、必ず公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。


参考リンク:
費用比較に関する追加Q&A
Q. ウォーターサーバーの費用で見落としやすい項目は何ですか?
電気代とメンテナンス費用が見落としやすい項目です。水代とレンタル料だけで比較して「安い」と判断したものの、エコモードがなく電気代が月1,000円近くかかるケースがあります。また、メンテナンスサポート料が月額に含まれていないメーカーもあるため、全費用を確認してからの判断が重要です。
Q. ウォーターサーバーの費用を夫婦で分担する良い方法はありますか?
浄水型の定額サーバーにすると、費用が固定されるため分担しやすくなります。月3,300円を半分ずつ1,650円負担する、あるいはサーバー代は一方が持ち、電気代はもう一方が持つなどの方法があります。宅配型は月によって水代が変動するため、分担がやや複雑になります。
Q. 法人利用と個人利用で費用に差はありますか?
基本的な料金体系は同じですが、法人プランでは複数台割引や大量注文割引が適用されるケースがあります。また、法人利用では福利厚生費として経費計上できるため、実質的な負担は個人よりも軽くなることが多いです。


※この記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の料金情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。価格は税込表示です。



